みなさん、こんにちは。
株式会社ALL WEB CONSULTING代表の江守です。
今回はGoogleアナリティクスを活用しサイト分析を行う上で必須の設定である自社のIPアドレスを除外する方法について解説していきます。
自社IPアドレスを除外する理由は?
Googleアナリティクスはサイト上のユーザー行動やアクセス数など分析をできますが、ただ設置しただけだと自社や関係者のアクセスも計測されてしまい、正確なサイト分析ができません。
そのためアナリティクスを設置した段階で自社のIPアドレスを除外する設定を行う必要があります。
自社IPアドレス除外設定方法
まず、自社IPアドレスを除外するためには自社のIPアドレスを確認する必要があります。
ルーターから確認することも可能ですが下記のツールを使うのが簡単なのでこちらをおすすめします。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
こちらのサイトにアクセスすると下記のように自分のIPアドレスが表示されます。
(赤枠の部分です。)
こちらのIPアドレスをメモしておきます。
次にGoogleアナリティクスを開いてIP除外設定を行っていきます。
左下の歯車マークをクリック、そしてビューの中にある「フィルタ」をクリックします。
フィルタをクリックして赤色の「+フィルタを追加」をクリック
そして、下記と同じように設定を行います。
フィルタ名:自社IP除外などわかりやすい名前を入力
フィルタの種類:定義済みを選択・除外・IPアドレスからのトラフィック・等しい
IPアドレス:先ほど調べたIPアドレスを入力
入力できたら「保存」ボタンをクリックし完了です。
今回は自社IPアドレスだけ除外設定しましたが例えば制作会社や関係者など複数のIPアドレスを除外したい場合は正規表現を使って複数のIPアドレスを除外します。
複数のIPアドレス除外する方法について
複数のIPアドレスを除外するには正規表現を使って複数のIPをつなげて記述します。
下記と同じように設定を行ってください。
フィルタ名:わかりやすい名前で大丈夫です。
フィルタの種類:カスタム
除外はチェックが入った状態
フィルタフィールド:IPアドレスを選択
フィルタパターン:ここに正規表現を使って複数のIPアドレスをつなげていく
(例)126.219.16.212のアドレスと126.229.16.133のアドレスをつなげる場合
まず必ず先頭に ^ を入力してください。
そしてIPアドレスを ( ) でくくります。
「.」の前に「\」を入力してください。
IPアドレス同士の間に | を入力します。
最後に $ を入力してください。
フィルタパターンにはスペースなどはいれないでください。
きちんとサイト分析を行うには自社や関係者のIPアドレスを除外することは必須
いかがでしたでしょうか?
きちんとサイト分析を行うには自社や関係者からのアクセスを除外する必要があります。
この設定を行っていないと自社でテスト購入など行った場合、こちらの数値もコンバージョンとして計測されてしまうので正確な分析ができません。アナリティクスを設置した場合は必ず自社IPの除外設定も行うようにしましょう。
ALL WEB CONSULTINGではGoogleアナリティクスの設定代行やアナリティクスの活用方法セミナーも行っております。
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