【楽天ショップ売上爆上げ!】楽天のトラッキングデータを活用して売上を上げる方法を徹底解説!
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- 楽天ネットショップコンサル記事
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ここでは楽天RMSのトラッキングデータ分析を活用してサイト内のパフォーマンスを上げて売上を向上させる分析方法と活用方法を解説します。また、トラッキングデータを取得するための便利なツールや実際にあった具体的な事例についてもご紹介していきたいと思います。
目次
トラッキングデータを使ってできること
まず楽天のトラッキングデータを活用することで
- 購入に結びついているキーワードがわかる
- 購入に結びついていないキーワードがわかる
- 商品ページごとにどんなキーワードで流入しているのかがわかる
- 商品ページ別の参照元がわかる
- ユーザーがどこのページを見てどういう風にサイト内を遷移しているのかがわかる
- 一人のユーザーがどの商品とあわせ買いを行ったのかがわかる(バスケット分析)
などなど、ネットショップの売上を上げるためにとても貴重なデータを取得することができます。
今回はその中でも特に重要な「流入キーワード」に焦点をあてて、実際に弊社で行っている分析方法と活用法について徹底解説いたします。
楽天RMSのトラッキングデータってそもそも何?どこから見るの?
楽天RMSのトラッキングデータとはRMSのデータ分析にある機能の一つで一人一人のユーザーのショップ内での行動を細かく分析をすることができる機能です。
一人一人に焦点を当ててサイト内の動きを確認することができるので、集計したレポートでは見えなかったユーザーの具体的な行動や流入元などを把握することができます。
確認する場所については
RMSトップからデータ分析>アクセス分析>トラッキングの順にクリックします。
デバイスと日付を選択してデータ表示をクリック。そうすると各ユーザーごとにユーザーIDが表示されるのでIDの隣にある「トラッキングの詳細を見る」をクリックします。
こうすると時系列でユーザーごとのサイト内での行動が表示されます。
また、一覧ページにある「対象の動作」のところで「か」が赤くなっているものはカート落ち、「決」が赤くなっているものは決済まで進んだことを表しています。
特に決済まで進んだユーザーは商品を購入した優良なユーザーになるのでこれらのユーザーについては
- どこからサイトにやってきてサイト内をどのように遷移して購入にいたったのか?
- 購入の決め手になったページやコンテンツはなんだったのか?
などの分析を行う必要があります。
逆に購入に至っていないユーザーについては離脱しているページを分析したり、流入元や流入キーワードを分析することでサイトの問題点を把握することができます。
具体的にどのように分析を行ってどのように活用をしていくか詳しく説明をしていきます。
トラッキングデータを活用した売上改善方法
まずはトラッキングデータを一つ一つ確認して分析を行っていく必要があります。
一つ一つなんて見れない、もっと効率的に分析がしたい、という方は
トラッキングデータを取得する便利なツールのご紹介 をご覧ください。
弊社では自社で開発したトラッキングデータ取得ツールを使って分析を行っておりますので今回はその方法で分析方法をご紹介させていただきます。
購入につながったキーワードを把握する
まずは購入につながったキーワードを把握します。「決」が赤くなっているユーザーIDの詳細をクリックして最初の流入ワードを確認します。
購入につながっているということは転換率の高い高品質なキーワードということになります。このキーワードでさらに流入をすることができればもっと売上を伸ばすことができると想定できますよね。
- このキーワードの検索順位はどれくらいか?
- このキーワードがファーストビューやサムネイル画像に入っているか?
- サムネイル画像がこのキーワードを象徴するような商品画像になっているか?
- RPP広告でキーワード指定しているか?
まずはこの辺を確認します。
検索順位が低いのであればそのキーワードで楽天SEO対策を行う、またはRPP広告でキーワード指定して露出を図ることが必要です。また、サムネイル画像やファーストビューでそのキーワードを入れることによりクリック率の向上やユーザーの離脱を防ぐこともできます。
購入につながっていないキーワードを把握
逆に購入につながっていない低品質なキーワードの確認も必要です。こちらは上記とは逆に「か」や「決」が赤くなっていないユーザーIDの詳細をクリックして確認を行います。
こちらのケースでよくあるのがRPP広告でこちらが意図しないキーワードで表示がされておりそのキーワードで流入、購入に至らないというケースです。この場合無駄に広告費が使われている可能性があるのでその広告の停止を行う必要があります。またはそのキーワードで流入しているユーザーのニーズを満たさないページになっている可能性もあるので商品ページの改善を行う必要があります。
トラッキングデータを活用して売上が爆上げされた具体的な事例のご紹介
ここでは実際にトラッキングデータを活用して売上が劇的に改善された例をご紹介します。
購入につながったキーワードをサムネイル画像にいれてアクセス1.4倍
商材:生活用品
商品別の流入キーワードを確認した時に「マスク 即納」というキーワードでの流入の転換率が高いということが判明しました。
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ところがこの商品は商品名にもサムネイル画像にも「即納」という文字が入っておりませんでした。
この時ユーザーの潜在ニーズは「即納できるマスクが欲しい!」となります。
そのためサムネイル画像に「即納」という文言を目立つようにプラス。(もちろん画像には20%以内で収まるように配置)
するとアクセス数が140%アップ、転換率が120%アップと大きく改善しました。
また商品名にも即納の文字を入れたことでRPP広告にも表示されやすくなり広告経由のアクセスもアップするという結果になりました。
購入率が高いキーワードをRPP広告でキーワード指定してROAS1,453%達成
商材:インテリア用品
RPP広告でとくに露出している商品の流入キーワードを確認したところ「遮光カーテン 白」というキーワードの購入率が高いということがわかりました。
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こちらRPP広告でキーワード指定をして出稿したところROASが実施前に比べ大きく改善しました。
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購入につながっていないキーワードを把握してRPP広告の調整、除外商品にしてROAS150%改善
商材:ジュエリー
こちらの商品はシルバー925のネックレスの商品なのですがなぜか「ステンレス ネックレス」「シルバー ブレスレット」というキーワードで多く流入しておりました。流入元を確認すると楽天サーチとなっておりRPP広告のクリック数が近い数字となっていたことからRPP広告経由で流入しているものと判明しました。
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おそらく商品名や販売説明文などに検索対策で「ステンレス」「ブレスレット」というワードが入っていたためこのような購入に結びつきにくワードで表示されてしまっていたと想定されます。
この商品についてはただちに広告を停止したところショップ全体でのROASが大きく改善、ともに無駄な広告費の削減を行うことができました。
トラッキングデータを取得する便利なツールのご紹介
トラッキングデータを活用するとこんなにサイト内のパフォーマンス改善、RPP広告の改善に役立つかがお分かりになられたかと思います。ただし、トラッキングデータを一つ一つ取得していくのはとても大変な作業で正直現実的ではありません。
弊社では自社で開発をしたトラッキングデータ取得ツールを使ってものの数分で膨大なトラッキングデータを取得しております。
このようにツールを活用しないとトラッキングデータを取得することは厳しいですのでここでは便利なツールをいくつかご紹介します。
ウィングス・コンサルティング「楽天トラッキング収集アプリ」
ウイングス・コンサルティングさんが提供している「楽天トラッキング収集アプリ」です。楽天RMSのトラッキング情報を毎日自動的に収集・分析を行うツールとなっています。月額料金が20,000円~利用できるようです。
https://receipt.shop/site/tracking.xhtml
ALL WEB CONSULTING「トラッキングデータゲッター1号」
自社の宣伝みたいになってしまいますが、弊社が自社で開発を行ったトラッキングデータ取得ツールです。こちら外部には公表していないツールですがご要望があれば貴社のトラッキングデータ取得を行います。
過去1カ月間のトラッキングデータを一覧で出し、かつ購入に結びついたキーワード、結びついていないキーワード、商品ページごとの流入キーワード、購入率までを見やすく一覧化してお渡しします。さらに、データ納品時に簡単なアドバイスもさせていただきます。
料金は1回で5,000円(税別)です。
月額でツール料金を払いたくない、とりあえず単発で十分、トラッキングデータをどう見て活用すればいいかわからない、といったクライアント様に大変ご好評いただいております。
ご要望の場合は下記よりお問い合わせくださいませ。
楽天RMSのトラッキングデータを活用するとサイトのパフォーマンスを大きく改善することができます!
いかがでしたでしょうか?
楽天RMSのトラッキングデータを活用することでサイトのパフォーマンスを改善するためのとても貴重なデータを取得することができます。
ネットショップで売上を上げるためのキモは常にユーザー目線であること。そのためにはユーザー一人一人の行動をしっかり把握して分析を行うことが重要です。
ALL WEB CONSULTINGでは過去に数百サイトの分析を行ってきたデータアナリストがトラッキングデータをしっかり分析して楽天ショップの売上向上をサポートしております。
またトラッキングデータを一つ一つ追っていくのは現実的に無理、他社のツールを使うのも高額だしうまく活用できるかわからない…そうお悩みの方に対してトラッキングデータだけを取得し弊社コンサルタントが見やすく加工、どのように活用すればいいかまでのレクチャーを単発で行っております。
1回5,000円で行えますのでご興味がある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
是非この貴重なデータを売上アップのために役立ていただければと思います。
無料でWEBマーケティングの
ノウハウをお話しています
WEB集客やネットショップ運営などでお悩みがあれば一度ご相談ください。ご相談は無料で行なっております。
この記事を書いた人
株式会社ALL WEB CONSULTING
代表取締役
江守 義樹(えもり よしき)
WEB解析士協会 上級WEB解析士
ネットショップ店長として0ベースからショップ運営を行い約1年で月商1,000万規模のショップに育成。
その後、ECサイト専門のコンサルティング会社に勤務し、月商数億規模のサイトから立ち上げたばかりの小規模なサイトまで数百社のECサイトのサポートを行う。
2018年に前身であるLOCUSコンサルティングを創業。
2020年ECサイト・ネットショップ支援に特化した株式会社ALL WEB CONSULTINGを創業し代表取締役に就任。
データアナリストとしてサイト解析を軸にした戦略的なSEO対策、サイト制作、WEBプロモーション、などEC支援全般のスペシャリストとして活動中。
マーケティングチーム
ALL WEB CONSULTINGのマーケティングチームです。
全国のネットショップをエンパワーメントするをミッションに、各専門家が集まってECサイトの支援を行っています。楽天・Amazonなどのモール系ECから自社ECまであらゆるECに役立つ情報を発信していきます。