Amazonと楽天市場の違いを徹底比較!【出店者目線とユーザー目線で解説】

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主要なECモールのAmazonと楽天市場、どちらを選ぶべきか迷っていませんか?
Amazonと楽天市場には、主に以下のような違いがあります。

【Amazon】

  • 出店者目線では、固定費が安く出品も簡単で、売上規模を小さく始めたい方に相性◎
  • ユーザー目線では、プライム会員特典で、送料無料や当日配送に対応
  • 男性ユーザーが多く、ガジェットや電化製品などのジャンルが充実

【楽天市場】

  • 出店者目線では、メルマガなどのツールが充実しており、アイテム数が多い方に相性◎
  • ユーザー目線では、楽天経済圏の利用で、ポイント還元率が高い
  • 女性ユーザーが多く、ファッションやコスメ、インテリアなどのジャンルが充実

本記事では、出店者視点とユーザー視点それぞれから、Amazonと楽天市場の違いを比較します。それらの違いを踏まえ、ECモール選びで重要な「3つの視点」も解説しますので、どちらのECモールを利用するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

【出店者目線】Amazonと楽天市場の比較

「出品」か「出店」か

Amazonは「出品」型のマーケットプレイスです。

わかりやすく言えば「総合スーパー」のようなイメージで、ほとんどの商品をAmazonが管理・販売し、出品元として自社の情報が掲載されます。そのため、商品の閲覧数は上がるものの、消費者は「Amazonから購入した」という認識が強くなるため、出品者のブランド認知が薄くなるという特徴があります。

一方で、楽天市場は「出店」型を採用しています。

こちらは「商店街」のようなイメージで、楽天市場は自社で在庫管理を行わず、楽天市場への出店料で利益をあげています。そのため、自社の商品ページを作成する手間がかかる分、ユーザーが自社のショップを認識し、リピーターになりやすいという特徴があります。

☑Amazonは「出品」型で、Amazonが商品を販売する「総合スーパー」のイメージ
☑楽天市場は「出店」型で、各出店者が商品を販売する「商店街」のイメージ

デザインの自由度

Amazonの出品ページは規格化されており、出店者は商品画像や説明文を登録するだけで簡単に出品できます。

商品ページのレイアウトやデザインにおいて自由度が低いため、ページデザインでの差別化が難しく、価格やスペックが重要視される傾向があります。その分コーディングスキルが不要なため、特に手間をかけたくない事業者にとっては非常に便利です​。

一方、楽天市場では、HTMLやCSSを使った高度なカスタマイズが可能です。

店舗ページはブランドのイメージや商品の特徴を反映させることができるため、デザイン性を高めたい事業者に適しています。例えば、ファッションやインテリアなどのブランドイメージが重要なジャンルでは、ページデザインで訴求することができるため、商品の仕様以外で差別化を図ることができます。

☑Amazonの出品ページはシンプルで、工数をかけずに販売を開始できる
☑楽天市場の出品ページは自由度が高く、ブランディングが行いやすい

手数料

Amazonでは2つの料金プランが用意され、出品手数料が異なります。
ただ、いずれも出品手数料は比較的安く、固定費を抑えやすいのが特徴です。

毎月の販売個数が49点以下の場合は、出品手数料が無料の「小口出品プラン」、50点以上販売を行う場合は、出品手数料が月額4,900円の「大口出品プラン」が推奨されています。

また販売手数料は、プランではなく商品ジャンルによって異なります。
本やCDなどのメディア商品は15%、家電やPC関連商品は8%など細かく設定されているため、公式サイトで事前にチェックしておきましょう。

一方、楽天市場では3つの料金プランが用意され、出品手数料とシステム手数料が異なります。
プランによって、登録が可能な商品数や画像容量が異なるため、自社に合ったプランを選択しましょう。

プラットフォームプラン名出品手数料
(月額料金)
販売手数料
(システム手数料)
Amazon小口出品プラン0円/月カテゴリーごとに8%〜15%
1商品ごとに100円の手数料
Amazon大口出品プラン4,900円/月カテゴリーごとに8%〜15%
楽天市場がんばれ!プラン19,500円/月月間売上高の3.5~7.0%
楽天市場スタンダードプラン50,000円/月月間売上高の2.0~4.5%
楽天市場メガショッププラン100,000円/月月間売上高の2.0~4.5%

参考:料金プラン、配送手数料、料金シミュレーター | Amazon出品サービスの料金
参考:月額コストと手数料の詳細|楽天市場出店 

☑Amazonは月額費用が安く、初期費用を抑えやすい

ユーザー層

Appliv TOPICSが2023年に実施した調査によると、「Amazon・楽天市場どちらをよく利用するか」という質問に対し、「Amazon」は男性の方が女性よりも10ポイント以上高く、「楽天市場」は女性の方が男性よりも約8ポイント高くなっています。

出典:Amazon・楽天市場の利用実態調査 女性は楽天派が多い 20代はAmazonを使う傾向 

このようにAmazonのユーザー層は、男性が多いのが特徴です。
シンプルな商品ページで、商品スペックが閲覧しやすいこともあり、ガジェットや家電製品のような電子機器のジャンルはAmazonがおすすめです。

一方、楽天市場のユーザー層は、女性が多いのが特徴です。
店舗ページのデザイン自由度も高いため、アパレルやコスメ、インテリア商品など、ビジュアルやブランド力が重視されるジャンルは楽天市場がおすすめです。また楽天市場では、「楽天ファッション」や「楽天24 コスメ館」などの特化型サービスも展開されており、女性ユーザーにアピールしやすいのもポイントです。

☑Amazonのユーザー層は男性が多く、ガジェットや家電製品などと相性が良い傾向
☑楽天市場のユーザー層は女性が多く、アパレルやコスメなどと相性が良い傾向

その他の特徴

Amazonでは、「返品ポリシーが統一されている」という特徴があります。

Amazon公式サイトには、以下のような記載があります。
「Amazon.co.jpおよびAmazonマーケットプレイスの出品者は、原則として商品到着から30日以内の返品・交換を承ります。」
参考:返品・交換の条件 – Amazonカスタマーサービス 

このポリシーのおかげで、ユーザーは安心して商品を購入することができます。また顧客の返品対応については、Amazonが対応してくれるため、事業者に負担がかからないというメリットもあります。

一方で、Amazonの出品事業者はこのポリシーに従う必要があるため、ファッションなど返品が頻発する商品カテゴリでは、利益が減少するリスクを抱えることになります。

また楽天市場では、リピーター獲得のマーケティングツールが充実しているのが特徴です。

楽天市場では、メールマガジンの発信やポイントキャンペーンの提供を通じて、リピーター獲得施策を実行することができます。ページのデザイン自由度の高さも相まって、顧客との関係構築が行いやすい事がメリットに挙げられます。

☑Amazonでは返品ポリシーが定められており、返品率が高いジャンルは要注意
☑楽天市場ではメルマガなどのツールが利用でき、リピーター獲得と相性が良い傾向

【ユーザー目線】Amazonと楽天市場の比較

ポイント制度

Amazonでは、ポイント還元を受けられる制度が限られています。

年会費無料のAmazon Mastercardを利用すると、通常会員は1.5%、プライム会員は2%のポイント還元を受けることができます。プライム会員向けの無料配送サービスやPrimeビデオなど、他のプライム特典を併用するユーザーにとってはお得な制度ですが、還元率は比較的小さめです。

参考:マスターカード – Amazon Mastercardについて 

一方楽天市場では、「楽天経済圏」を活用することで様々なポイント還元が受けられます。

「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」では、楽天カードや楽天モバイル、楽天銀行などの関連サービスを利用することで、最大17倍のポイント還元が受けられます。キャンペーンと併用することで、最大で46倍のポイント還元を受けられるケースもあり、楽天の他サービスを利用できるユーザーにとってはオススメです。

参考:【楽天市場】SPUとは|SPU(スーパーポイントアッププログラム) 

☑Amazonではポイント還元制度は限られており、Prime会員であれば最大2%還元
☑楽天市場のポイント還元制度は充実しており、SPUをフル活用すれば最大17倍還元

キャンペーン

Amazonは、年間を通して複数の大型セールを実施しています。

特に、年に一度の「Amazonプライムデー」はプライム会員限定のセールで、家電製品、ファッション、生活用品などが大幅に割引されます。2024年は7月11日~17日で開催され、例年7月中旬に開催されています。

他にも、例年11月末から12月初旬にかけて開催される「ブラックフライデー」や、10月中旬に開催される「プライム感謝祭」をはじめとした、多くのセールが開催されています。

一方楽天市場では、複数店舗での購入や一定金額以上の購入など、条件を満たすとポイントがアップするキャンペーンが多く実施されています。

例えば「お買い物マラソン」や「楽天スーパーセール」では、複数の店舗で買い物をすることで、ポイントが最大10倍になります。欲しい商品と合わせて、普段使用する日用品や、ふるさと納税も合わせて購入するなどの工夫で、大きなポイント還元が受けられます。

また、先ほど紹介した「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」や、毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日に開催される「0と5のつく日」など、複数のキャンペーンを組み合わせる事ができるのも楽天市場の特徴です。

☑Amazonでは、プライム会員なら「Amazonプライムデー」などの大型セールに参加できる
☑楽天市場では、「楽天スーパーセール」などで買い回り条件を達成するとポイント還元が大きい

配送

Amazonでは、プライム会員なら無料で配送特典が受けられ、ほとんどの商品が当日または翌日に到着します。

楽天市場でも、一部店舗は送料が無料で、「39ショップ」に登録している店舗では、合計3,980円以上の購入で送料が無料になる制度があります。
しかし楽天市場の場合は、配送を各店舗が担当しているため、配送のスケジュールや送料などのルールが店舗ごとに異なります

☑Amazonでは、プライム会員なら配送特典が受けられ、無料で当日・翌日配送が利用できる
☑楽天市場では、店舗ごとに配送のルールが異なるため注意が必要

返品ポリシー

Amazonは、全商品に一貫した返品ポリシーを適用しており、安心してお買い物ができます。

Amazonの返品ポリシーについては、以下のような記載があります。
「Amazon.co.jpおよびAmazonマーケットプレイスの出品者は、原則として商品到着から30日以内の返品・交換を承ります。」
参考:返品・交換の条件 – Amazonカスタマーサービス 

返品対応は、販売元ではなくAmazonのカスタマーサポートが対応してくれるため、トラブルに巻き込まれることも少なく、返品が行えます。ガジェットなど初期不良が発生しやすいジャンルや、アパレルなど手に取るまでサイズがわからないジャンルでも、安心して商品を購入できるのがAmazonの特徴です。

一方楽天市場では、出品者ごとに返品対応が異なります

そのため、返品までのやり取りに手間取ったり、返品ができずに泣き寝入りするケースもしばしば発生します。楽天市場で返品の可能性がある商品を購入する際は、事前に返品ポリシーをよく確認しておくようにしましょう。

☑Amazonでは、返品ポリシーが一貫しており、商品到着から30日以内であれば返品可能
☑楽天市場では、返品対応は店舗によって異なるので要注意

【出店者目線】ECモール選びで重要な「3つの視点」

目指す売上規模

売上規模を小さく始めたい方は、出店手数料の安いAmazonがオススメです。

Amazonでは、メジャーな「大口出品プラン」が月額4,900円と低コストのため、初期費用を抑えたい小規模事業者にはオススメです。
一方楽天市場では、メジャーなスタンダードプランが月額50,000円と高く、これからECの売上を拡大する小規模事業者には大きい負担になります。

事業計画書をもとに売上をシュミレーションし、想定される費用を把握しておきましょう。

プラットフォーム主なプラン出店手数料

(月額費用)

販売手数料

(システム手数料)

Amazon大口出品プラン4,900円/月8%〜15%
楽天市場スタンダードプラン50,000円/月2%〜7%

アイテム数

販売するアイテム数を増やしていきたい場合は、楽天市場がオススメです。

楽天市場では、お客様が別商品に回遊できる仕組みが多くあります。

例えば、商品ページのバナー機能を用いることで、関連商品への回遊を促すことができます。楽天市場は、店舗ページのデザイン自由度が高いため、複数商品を販売する方はクロスセルが狙いやすいのが特徴です。

他にも、メルマガや公式LINEを活用することで、既存顧客に別商品の販売促進を行うことができるのも強みです。

商品ジャンル

ガジェットや家電ジャンルならAmazon、ファッションやコスメ、インテリアなら楽天市場と相性が良い傾向にあります。

Amazonは男性ユーザーが多く、男性がメインターゲットの「ガジェット」や「家電」などのジャンルが充実しています。

またAmazonはシンプルな商品ページのため、価格や商品スペックが重視されやすい点からも、これらのジャンルと相性が良い傾向があります。

一方、女性ユーザーが多い楽天市場では、ファッションやコスメ、インテリアなどの女性向けジャンルが充実しています。「楽天ファッション」や「楽天24 コスメ館」など、関連サービスが提供されていることも後押しになっています。

また楽天市場は商品ページのデザイン自由度が高いため、ビジュアルやブランディング訴求が行いやすい点からも、これらのジャンルと相性が良い傾向があります。

【ユーザー目線】ECモール選びで重要な「3つの視点」

セール期間かどうか

カレンダーをチェックし、セールやキャンペーンが利用できるECモールを選びましょう。

Amazonでは、年に数回「Amazonプライムデー」や「ブラックフライデー」などの大規模セールが開催されています。

これらのセールは短期間で大幅な割引が行われる上、Apple製品など普段なかなか値下げされないガジェット製品や、KindleなどのAmazon製品、高価格の家電なども割引の対象のため、積極的に活用するようにしましょう。またその際は、ポイント還元率の高いAmazon Mastercardや、プライム会員の利用もお忘れなく。

一方、楽天市場では、「お買い物マラソン」や「楽天スーパーセール」など定期的にキャンペーンが開催されています。

期間内に複数店舗でお買い物をする「買い回り制度」を活用することで、最大で10倍以上のポイント還元が得られます。他にも「0と5のつく日」や、楽天経済圏のユーザーは「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」などのキャンペーンも併用できるため、購入する際は楽天市場のポイントプログラムをフル活用しましょう。

すぐに欲しいかどうか

Amazonなら「当日お急ぎ便」も利用でき、当日や翌日に受け取れます。

Amazonでは、月額500円または年間4,900円のプライム会員に加入することで、ほとんどの商品を送料無料かつ翌日配送で購入することができます。

また一部の商品は「当日お急ぎ便」に対応しており、都心部や一部の地域では数時間以内に商品を受け取ることができます。他にも「Amazonフレッシュ」を活用することで、食料品や日用品が最短2時間で到着するなど、Amazonの強い物流ネットワークが独自の強みとなっています。

一方、楽天市場でも「39ショップ」や「あす楽」など、一部の商品は送料無料や翌日配送に対応しています。

しかし店舗によって配送ルールが異なるため、せっかくお気に入りの商品を見つけても、送料が高かったり、商品到着が1週間後だったというケースが発生することもあります。すぐに商品を受け取りたい場合は、自社倉庫からスピーディーに配送が行われる、Amazonの利用をおすすめします。

ポイントを貯めたいかどうか

楽天市場なら、楽天経済圏を利用することで大きなポイント還元を受けられます。

楽天市場では、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」を提供しています。

楽天カード、楽天モバイル、楽天銀行など、複数の楽天サービスを利用することで、最大で15.5倍のポイント還元を受けることができるのは、楽天市場独自の強みと言えるでしょう。

また「お買い物マラソン」や「楽天スーパーセール」などのキャンペーンとも組み合わせることができ、ふるさと納税などの購入額が大きい商品もポイントの対象になるため、うまく組み合わせることでお得にお買い物ができます。

よくある質問

はじめてのECなので、手厚いサポートが欲しい。

楽天市場なら、専属のECコンサルタントが個別サポートを提供します。

楽天市場は、専属のECコンサルタント(ECC)が、店舗の運営全般、売上拡大のための戦略提案や、商品ページの最適化、プロモーション企画など、個別のアドバイスを提供してくれます。特に、楽天市場初心者や、中小規模の事業者が効率よく成長するために手厚いサポートを提供するため、運営に自信がない店舗にとって大きな利点です。

ユーザーからの問い合わせ対応が大変。

Amazonの「FBA」を利用すれば、Amazonがカスタマーサポートを代行します。

Amazonの「FBA(フルフィルメント by Amazon)」は、商品の保管、梱包、出荷、返品対応に加え、カスタマーサポートも代行して行う総合物流サービスです。

FBAを利用することで、出店者は物流管理から解放され、商品の在庫管理や配送、返品処理の手間が省けるため、問い合わせ対応の負担も大幅に軽減されます​。

今すぐに販売を開始したいのですが。

Amazonなら、審査が比較的簡単で、スピーディーに出品を行えます。

例えばAmazonの大口出品プランでは、商品を登録しアカウントが有効化され次第、すぐに販売を開始できます。そのため、急いでビジネスを展開したい事業者に向いています。

一方楽天市場では、出店までに2回の審査が必要で、出店手続きがやや複雑です。この審査プロセスによって、楽天市場の出店者に対する信頼性や、品質を保証できるメリットがあります。しかし、これまでECの経験や実績がない事業者や、今すぐに販売を開始したい事業者にとっては、煩雑さを感じるかもしれません。

まとめ

主要ECモールであるAmazonと楽天市場の比較と、ECモール選びで重要な「3つの視点」をご紹介しました。

出店者視点では、Amazonと楽天市場の主な特徴は以下のとおりです。

【Amazon】

  • 「出品」型で、Amazonが商品を販売する「総合スーパー」のイメージ
  • 月額費用が安く、初期費用を抑えやすい
  • 出品ページがシンプルで、工数をかけずに販売を開始できる
  • ユーザー層は男性が多く、ガジェットや家電製品などと相性がいい傾向
  • 返品ポリシーが定められており、返品率が高いジャンルは要注意

【楽天市場】

  • 「出店」型で、各出店者が商品を販売する「商店街」のイメージ
  • 出品ページの自由度が高く、ブランディングが行いやすい
  • ユーザー層は女性が多く、アパレルやコスメなどと相性がいい傾向
  • メルマガなどのツールが利用でき、リピーター獲得と相性がいい

Amazonは、ページ作成や審査が簡単で、固定費も安いため、これから物販を始める方や、小規模事業者に好まれています。
またシンプルな商品ページのため、商品スペックや価格勝負になりやすく、男性ユーザーが多いという特性も相まって、ガジェットや電化製品などのジャンルと相性が良い傾向にあります。

一方楽天市場は、固定費が高い分、メルマガなどのマーケティングツールも充実しているため、高い売上を狙う事業者や、複数商品を展開する予定の事業者に好まれています。
またページデザインの自由度が高く、女性ユーザーが多いという特性も相まって、ファッションやコスメ、インテリアなどのジャンルと相性が良い傾向にあります。

 

またユーザー視点では、Amazonと楽天市場の主な特徴は以下のとおりです。

【Amazon】

  • ポイント還元制度は限られており、Prime会員であれば最大2%還元
  • プライム会員なら「Amazonプライムデー」などの大型セールに参加できる
  • プライム会員なら配送特典が受けられ、無料で当日・翌日配送が利用できる
  • 返品ポリシーが一貫しており、商品到着から30日以内であればスムーズに返品が可能

【楽天市場】

  • ポイント還元制度が充実しており、SPUをフル活用すれば最大17倍還元
  • 「楽天スーパーセール」などで買い回り条件を達成するとポイント還元が大きい
  • 店舗ごとに配送のルールが異なるため注意が必要
  • 返品対応も店舗によって異なり、返品に手間取ったり、返品できないケースもあるので要注意

ユーザー視点では、Amazonだと送料無料や当日配送のサービスが利用できるため、すぐに商品が欲しい方に好まれています。
一方楽天市場は、SPUなどのポイントプログラムが充実しているため、楽天経済圏を利用してオトクに買い物をしたい方に好まれています。

またどちらを利用する場合も、「Amazonプライムデー」や「楽天スーパーセール」などのスケジュールを確認し、「あと1週間待てば安く買えたのに…!」と後悔をしないようにしましょう。

今回の記事で、Amazonと楽天市場の違いを理解し、自分にオススメのECモールを選ぶ参考になれば幸いです。

 

本記事を読んで、実際にECを始めようとお考えの方は、以下の記事を参考に準備を進めましょう。

【2024年最新】失敗しないネットショップの始め方~基礎編|手順・費用・注意点や成功のポイント – 株式会社ALL WEB CONSULTING(オールウェブコンサルティング)

また、Amazonと楽天以外のECモールも比較したい方は、こちらの記事もオススメです。

大手ECモールを徹底比較!各ECモールの特徴とメリット・デメリットまとめ – 株式会社ALL WEB CONSULTING(オールウェブコンサルティング) 

 

参考:株式会社CARDS

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この記事を書いた人

株式会社ALL WEB CONSULTING
代表取締役

江守 義樹(えもり よしき)

WEB解析士協会 上級WEB解析士



ネットショップ店長として0ベースからショップ運営を行い約1年で月商1,000万規模のショップに育成。

その後、ECサイト専門のコンサルティング会社に勤務し、月商数億規模のサイトから立ち上げたばかりの小規模なサイトまで数百社のECサイトのサポートを行う。

2018年に前身であるLOCUSコンサルティングを創業。

2020年ECサイト・ネットショップ支援に特化した株式会社ALL WEB CONSULTINGを創業し代表取締役に就任。

データアナリストとしてサイト解析を軸にした戦略的なSEO対策、サイト制作、WEBプロモーション、などEC支援全般のスペシャリストとして活動中。

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ALL WEB CONSULTINGのマーケティングチームです。
全国のネットショップをエンパワーメントするをミッションに、各専門家が集まってECサイトの支援を行っています。楽天・Amazonなどのモール系ECから自社ECまであらゆるECに役立つ情報を発信していきます。

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