【EC事業者必見】AIブラウザ「Comet」で業務効率を10倍にする実践活用法

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みなさん、こんにちは。
株式会社ALL WEB CONSULTINGの江守です。

EC×AI研究所では、最新の生成AI情報やEC運営に役立つAI活用術を発信しています。

今回は、今SNSなどで話題沸騰中のAIブラウザ「Comet(コメット)」について、EC事業者の視点から徹底解説します。

「AIが勝手に作業してくれるブラウザ」として注目を集めているCometですが、実はEC運営との相性が抜群なんです。商品登録、競合調査、SNS投稿まで、これ一つで劇的に効率化できる可能性を秘めています。

はじめに:EC運営の「時間不足」を解決する新しい武器

EC事業を運営されている皆様、こんな課題を抱えていませんか?

  • 商品登録に時間がかかりすぎる
  • 競合調査に膨大な時間を取られる
  • 海外トレンドの情報収集が追いつかない
  • 商品説明文の作成に悩む
  • SNS投稿のネタ作りが大変
  • メール対応に時間を取られて本質的な業務ができない

これらの課題を一気に解決できる可能性を秘めたツールが登場しました。それが、Perplexity社が開発したAIブラウザ「Comet」です。

私自身、過去2,000サイト以上のEC支援を行ってきましたが、Cometは「EC運営の生産性を根本から変える」可能性を持つツールだと確信しています。

本記事では、EC事業者の視点から、Cometの具体的な活用法を実践的に解説します。

Cometとは?EC事業者が知るべき3つのポイント

1. AIが「作業を代行」してくれるブラウザ

従来のブラウザは、あくまで「ユーザーが操作する」ものでした。しかしCometは違います。

AIに指示を出すだけで、AIが自律的にウェブを操作し、タスクを完了させてくれます。

例えば

  • 「競合3社の新商品をリストアップして」
  • 「このYouTube動画の内容を要約して」
  • 「この商品画像から説明文を作成して」

このような指示だけで、AIが作業を完了させます。

2. Chromeと同じ感覚で使える

CometはGoogle Chromeと同じ「Chromium」ベースで作られています。

つまり

  • Chromeのブックマークをそのまま移行可能
  • Chrome拡張機能もそのまま使える
  • 操作感もほぼ同じ

学習コストがほぼゼロで導入できるのが大きなメリットです。

3. 「アシスタント」と「エージェント」の2つの顔

Cometには2つのAI機能があります。

■ Comet Assistant(情報収集・分析)

  • ページの要約
  • 競合分析
  • データの統合
  • 翻訳・リサーチ

■ Comet Agent(作業の代行)

  • フォーム入力の自動化
  • メール送信
  • カレンダー予約
  • SNS投稿
  • 商品登録作業

この2つを使い分けることで、EC運営のあらゆる業務を効率化できます。

Cometの使い方ステップガイド

アカウント登録と初期設定の手順

Cometの導入は非常にシンプルです。以下の手順で、すぐに使い始められます。

ステップ1:Cometのダウンロード

  1. 公式サイトにアクセス
    • 下記リンクからCometのダウンロードページへ
    • https://pplx.ai/emori29770
    • ※このリンクから登録すると無料クレジットがもらえます
  2. お使いのOSを選択
    • Windows / Mac / Linux に対応
    • 使用環境に合わせてダウンロード
  3. インストール実行
    • ダウンロードしたファイルを開く
    • 画面の指示に従ってインストール
    • 所要時間:約2~3分

ステップ2:初回起動とアカウント作成

  1. Cometを起動
    • インストール完了後、Cometを起動
    • 初回起動時にセットアップ画面が表示される
  2. アカウント登録方法を選択
    • Googleアカウントで登録(推奨)
    • メールアドレスで登録
    • Appleアカウントで登録
  3. プランの選択
    • まずは無料プランで開始がおすすめ
    • 後からいつでも有料プランに変更可能

ステップ3:Chromeからデータをインポート

これがCometの大きなメリットです。Chromeのデータをそのまま引き継げます。

  1. インポート画面が自動表示
    • 初回起動時に「Chromeからインポートしますか?」と表示される
  2. インポートする項目を選択
    • ✓ ブックマーク
    • ✓ パスワード
    • ✓ 閲覧履歴
    • ✓ 拡張機能
    • ✓ 設定
  3. 「インポート」をクリック
    • 数秒~数十秒で完了
    • そのまま使い慣れた環境で作業開始可能

所要時間:1~2分

ステップ4:AIアシスタントの初期設定

  1. 画面右側のアシスタントパネルを確認
    • 初めて開くと簡単なチュートリアルが表示される
    • 基本的な使い方を30秒で学べる
  2. ショートカットキーを覚える
    • Alt + S:ページを要約
    • Alt + A:アシスタントを起動
  3. 外部サービスとの連携(任意)
    • Gmail、Googleカレンダーなどと連携
    • 「設定」→「連携」から各サービスを認証

これで準備完了です!

ステップ5:最初の動作確認

まずは簡単な機能から試してみましょう。

おすすめの最初のタスク

  1. YouTube動画を開く
  2. Alt + Aでアシスタントを起動
  3. 「この動画を要約して」と入力

これで、Cometの威力を実感できるはずです。

【実践編】EC事業者のためのComet活用法10選

ここからは、実際のEC運営で使える具体的な活用法をご紹介します。

活用法1:YouTube動画の要約・文字起こしで情報収集を10倍速に

課題 海外のEC最新トレンドや商品PRのヒントをYouTubeから収集したいが、全て視聴する時間がない。

Cometでの解決法

基本的な使い方

  1. CometでYouTube動画を開く
  2. 画面右側のアシスタントボタンをクリック(ショートカット:Alt + S
  3. 「この動画を日本語で要約して」と入力

実際の活用例

■ ケース1:海外ECトレンド動画の要約
英語の45分の動画を約1分で日本語要約
→ 視聴時間を45分の1に短縮

■ ケース2:商品紹介動画の分析
「この動画で紹介されている商品の特徴を箇条書きで教えて」
→ 商品リサーチが瞬時に完了

■ ケース3:セミナー動画からのノウハウ抽出
「この動画で説明されているSEO施策を具体的に教えて」
→ 必要な情報だけをピンポイントで取得

さらに深掘りも可能

要約後に追加質問ができるのが強力です。

質問例:
「この動画ではInstagram広告についても触れていますか?」
「紹介されているツールの料金は?」
「実装の難易度はどれくらいですか?」

動画全体を見ずに、必要な情報だけを効率的に取得できます。

活用法2:競合サイトの一括分析で市場調査を効率化

課題 複数の競合サイトを比較分析したいが、手動で情報をまとめるのが大変。

Cometでの解決法

複数タブを横断した統合分析

  1. 競合サイトを複数タブで開く
  2. アシスタントを起動(Alt + S
  3. プロンプト入力時に@を入力して参照タブを選択
  4. 分析を依頼

実際の活用例

■ プロンプト例1:価格戦略の比較
「@競合A @競合B @競合C これら3社の価格帯と送料設定を比較して表にまとめて」

■ プロンプト例2:商品ページの構成分析
「これらのサイトの商品ページで共通する要素を抽出して」

■ プロンプト例3:キャンペーン施策の調査
「各サイトで実施中のキャンペーンとその訴求ポイントをまとめて」

従来の方法との比較

項目従来の方法Cometを使用
所要時間1~2時間5~10分
精度見落としあり網羅的
レポート作成手動でまとめる自動で構造化

活用法3:商品説明文を瞬時に生成

課題 商品登録時の説明文作成に時間がかかる。特に類似商品が多い場合、バリエーションを付けるのが大変。

Cometでの解決法

メーカーサイトや商品画像から説明文を自動生成

方法1:メーカーページからの生成

  1. メーカーの商品ページを開く
  2. アシスタントを起動
  3. 「この商品の魅力的な商品説明文を300文字で作成して。ターゲットは30代女性」

方法2:複数情報源からの統合生成

プロンプト例:
「@メーカーページ @競合A @競合B これらの情報を参考に、
SEOを意識した商品説明文を作成して。
以下のキーワードを含めること:[キーワードリスト]」

方法3:バリエーション展開

プロンプト例:
「この商品説明文を、以下の3パターンで作成して:
1. 機能性重視(男性向け)
2. デザイン重視(女性向け)
3. コスパ重視(若年層向け)」

実際の活用シーン

■ アパレルEC
商品画像を見せて「このワンピースの素材感と着心地を想像させる説明文を」

■ 食品EC
メーカーサイトから「原材料とこだわりを強調した説明文を400字で」

■ 家電EC
複数のレビューサイトを開いて「ユーザーの声を反映した説明文を」

活用法4:商品登録作業の自動化(エージェント機能)

課題 複数のモールに同じ商品を登録する作業が膨大。

Cometでの解決法

エージェント機能で登録フォームを自動入力

基本的な使い方

  1. 登録フォームを開く
  2. エージェントを起動
  3. 「この商品情報をもとにフォームを埋めて」と指示

具体的な活用例

■ ケース1:楽天市場への商品登録
プロンプト:
「以下の商品情報で楽天の商品登録フォームを埋めてください:
・商品名:[商品名]
・価格:[価格]
・在庫数:[在庫数]
・カテゴリ:[カテゴリ]
・商品説明:[説明文]」

■ ケース2:Yahoo!ショッピングへの一括登録
複数の商品情報をスプレッドシートで用意しておき、
「このスプレッドシートの1行目の商品をYahoo!ショッピングに登録して」

注意点

  • 現状では100%の精度ではないため、最終確認は必須
  • 重要な情報(価格、在庫数)は必ず目視確認
  • 「下書き保存」まで自動化し、公開は手動がおすすめ

活用法5:メール対応の効率化

課題 カスタマーサポートのメール返信に時間がかかる。

Cometでの解決法

Gmailと連携した自動返信作成

基本的な使い方

プロンプト例1:定型的な問い合わせ
「このメールに対して、商品の返品手続きを案内する返信を作成して。
丁寧で親しみやすいトーンで」

プロンプト例2:クレーム対応
「このクレームメールに対して、誠実に謝罪し、
返金対応を提案する返信を作成して」

プロンプト例3:在庫確認の問い合わせ
「在庫がない旨を伝え、入荷予定日を案内し、
入荷通知を希望するか確認する返信を作成して」

さらに高度な活用

■ 複数メールの一括処理
「配達完了通知のメールをすべて既読にして、アーカイブして」

■ 優先度の自動判定
「未読メールの中から、至急対応が必要なものをリストアップして」

活用法6:SNS投稿の自動作成・投稿

課題 Instagram、X(Twitter)の投稿ネタを考え、投稿する作業が負担。

Cometでの解決法

商品ページからSNS投稿文を自動生成

基本的な使い方

プロンプト例1:Instagram投稿
「この商品ページの情報をもとに、Instagramの投稿文を作成して。
ハッシュタグも10個提案して。親しみやすいトーンで」

プロンプト例2:X(Twitter)投稿
「この新商品について、X用の投稿文を3パターン作成して。
それぞれ140文字以内で、絵文字も入れて」

プロンプト例3:自動投稿まで実行
「作成した投稿文をXに投稿して」

活用法7:広告文のA/Bテスト案作成

課題 Google広告、SNS広告の複数パターン作成に時間がかかる。

Cometでの解決法

プロンプト例:
「この商品について、Google広告の見出しと説明文を、
以下の切り口で5パターン作成して:
1. 機能訴求
2. 価格訴求
3. 限定性訴求
4. 権威性訴求
5. 感情訴求

それぞれの見出しは30文字以内、説明文は90文字以内で」

活用法8:レビュー分析・要約

課題 自社商品や競合商品のレビューを分析したいが、数が多すぎて読みきれない。

Cometでの解決法

プロンプト例1:
「このページの全レビューを分析して、
ポジティブな評価とネガティブな評価をそれぞれ箇条書きでまとめて」

プロンプト例2:
「星1つと星2つのレビューから、改善すべき点を抽出して」

プロンプト例3:
「@自社商品レビュー @競合商品レビュー 
この2つを比較して、自社の強みと弱みを分析して」

活用法9:在庫管理・発注業務の効率化

課題 在庫状況を確認し、発注すべき商品をリストアップする作業が煩雑。

Cometでの解決法

プロンプト例:
「在庫管理画面を開いた状態で、
在庫が10個以下の商品をリストアップして、
それぞれの過去30日の販売数と合わせて表にまとめて」

活用法10:売上レポートの自動作成

課題 ECモールの管理画面から売上データを取得し、レポートにまとめる作業が手間。

Cometでの解決法

プロンプト例:
「@楽天売上画面(RMS) @Amazon売上画面(セラーセントラル) @Yahoo売上画面(ストアクリエイターPro)
これらの売上データを統合して、
・総売上
・前月比
・モール別構成比
・売上TOP10商品
をまとめたレポートを作成して」

Cometを導入するメリット・注意点

他ツールより優れているポイント

Cometは、他のAIツールやブラウザと比較して、いくつかの明確な優位性があります。

1. ブラウザとAIの完全統合

従来のAIツールの課題

  • ChatGPTやClaudeは別タブで開く必要がある
  • ブラウザで情報を見ながら、AIツールにコピー&ペーストする手間
  • 作業の流れが分断される

Cometの解決策

  • ブラウザ自体にAIが組み込まれている
  • 見ているページをそのままAIが参照
  • シームレスな作業フロー

効果:作業効率が約2倍に向上

2. エージェント機能による作業代行

機能ChatGPT/ClaudeMicrosoft CopilotComet
情報の要約・分析
文章・コンテンツ生成
ウェブページの自動操作×△(限定的)
フォーム入力代行××
メール送信代行×△(Outlookのみ)
SNS投稿代行××

Cometだけができること:

  • ボタンのクリック
  • フォームへの自動入力
  • 複数ステップの作業を自律実行

3. 複数タブを横断した情報統合

他のAIツールでは:

  • 1つのページの情報しか参照できない
  • 複数の情報源を統合したい場合は、手動でテキストをコピー&ペーストが必要

Cometでは:

  • @メンションで複数タブを同時参照
  • 開いている全タブの情報を横断的に分析
  • 10個のタブを一度に比較分析することも可能

実務での違い:

■ 競合分析の例
他ツール:各サイトを見て、手動でメモを取り、別途まとめる(30分)
Comet:複数タブを開いて「比較して」と指示するだけ(3分)

4. Chromiumベースの安定性と拡張性

メリット:

  • Chrome拡張機能がそのまま使える
  • ブックマーク、パスワードを引き継げる
  • 動作が安定している
  • 開発者ツールなど、Chromeの機能がすべて使える

他のAIブラウザとの比較:

  • Arc/Dia:独自設計のため、Chromeからの移行に学習コストがかかる
  • Brave:プライバシー重視だが、AI機能は限定的

5. Perplexity検索エンジンの統合

Cometは、高精度なAI検索エンジン「Perplexity」を標準搭載しています。

通常のGoogle検索との違い:

  • Google:検索結果のリンクを表示
  • Perplexity:情報を分析・統合して回答
  • 出典元も明記されるため、信頼性が高い

EC運営での活用例:

「2024年のECトレンド」と検索
→ 複数の情報源から最新トレンドを統合して回答
→ 各情報の出典URLも表示

無料プランと有料プランの違い

Cometは基本無料で使用できますが、有料プランではさらに高度な機能が利用可能です。

料金プラン比較表

項目無料プランProプラン
月額料金0円約20ドル(約3,000円)※
基本的なアシスタント機能◎ 利用可能◎ 利用可能
エージェント機能○ 制限あり◎ 無制限
1日あたりのAI使用回数制限あり無制限
使用できるAIモデル標準モデル最新・高性能モデル
処理速度標準高速
ファイルアップロード制限あり大容量対応
優先サポート×

※料金は変動する可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

EC事業者にとっての判断基準

無料プランで十分なケース:

  • 従業員1~2名の小規模EC
  • 月間の商品登録数が10~20点程度
  • 情報収集・競合調査がメイン用途
  • まずは試してみたい

有料プランがおすすめなケース:

  • 従業員3名以上のEC事業
  • 月間の商品登録数が50点以上
  • 複数モールに展開している
  • メール対応やSNS投稿など、エージェント機能をフル活用したい
  • 複数人で使用したい

投資対効果の目安:

有料プラン:月3,000円
削減できる工数:週10時間 = 月40時間
時給換算(1,500円):月60,000円分の工数削減

→ 投資対効果:約20倍

無料トライアルの活用

  • 有料プランの機能を一定期間無料で試せる場合がある
  • まずは無料プランで基本機能を試し、必要性を感じたら有料プランへ移行するのがおすすめ

導入時に気をつけたい設定や制限

Cometを安全かつ効果的に使うために、以下の点に注意しましょう。

1. セキュリティ設定

必ず確認すべき設定項目:

■ データ同期の設定

  • 「設定」→「プライバシー」から確認
  • 必要に応じて同期する情報を制限
  • 機密情報を扱う場合は、同期をオフに

■ パスワード管理

  • Chromeからパスワードをインポートする際は注意
  • 重要なアカウント(決済関連など)のパスワードは別途管理推奨
  • 2段階認証は必ず設定

■ 拡張機能の見直し

  • Chromeから引き継いだ拡張機能を確認
  • 不要なものは削除
  • セキュリティリスクのある拡張機能は使用しない

2. AI機能の利用制限

注意が必要な情報:

以下の情報をAIに処理させる際は、特に慎重になってください。

絶対にAIに渡してはいけない情報

  • クレジットカード情報
  • 顧客の個人情報(氏名、住所、電話番号など)
  • パスワード
  • 機密性の高い社内データ

⚠️ 注意して扱うべき情報

  • 価格設定(AIの提案は参考程度に)
  • 在庫数(必ず人間が最終確認)
  • 法的な記載事項(薬機法、景表法など)
  • 金額を含むメール文面

3. エージェント機能使用時の注意点

自動化してはいけない作業:

× 本番環境での商品公開
× 価格変更の実行
× 顧客への直接的なメール送信
× 金銭が関わる取引の実行
× SNSでの炎上リスクのある投稿

推奨される使い方:

◎ 下書き作成まで自動化し、最終確認は人間が行う
◎ テスト環境での動作確認
◎ 実行前にプレビュー確認
◎ 重要な作業は必ず複数人でチェック

4. リソース消費に関する制限

Cometの課題:

  • 高度なAI機能を使うため、PCのリソースを多く消費
  • CPU使用率が20%程度になることもある
  • メモリ使用量が数GBに達する場合もある

推奨されるPC環境:

  • CPU:Core i5以上(推奨:Core i7以上)
  • メモリ:8GB以上(推奨:16GB以上)
  • ストレージ:SSD推奨

対策:

  • 使わないタブはこまめに閉じる
  • バックグラウンドで動作するアプリを減らす
  • 定期的にブラウザを再起動

5. AI回答の精度に関する制限

理解しておくべきこと:

AIは非常に優秀ですが、100%正確ではありません。

よくある間違い:

  • 数字の計算ミス
  • 古い情報に基づいた回答
  • 存在しない商品名や機能の生成
  • 文脈の誤解

対策:

✓ 重要な情報は必ず複数の情報源で確認
✓ 数字は電卓やスプレッドシートで再計算
✓ 法的な記載は専門家に確認
✓ AIの回答を「たたき台」として活用

6. 段階的導入の推奨

最初から全業務をCometに任せるのは危険です。以下の順序で段階的に導入しましょう。

フェーズ1:情報収集系(リスク:低)

  • YouTube要約
  • 競合調査
  • レビュー分析
  • 記事の要約

フェーズ2:文章生成系(リスク:中)

  • 商品説明文作成(下書き)
  • メール返信文作成(下書き)
  • SNS投稿文作成(下書き)

フェーズ3:作業代行系(リスク:高)

  • フォーム入力(テスト環境)
  • 自動投稿(下書き保存)
  • データ集計(結果を必ず確認)

各フェーズで1~2週間の試用期間を設け、問題がないことを確認してから次に進みましょう。

Cometを使う上でのベストプラクティス

精度は100%ではない

AIが生成した内容は、必ず人間が最終確認を行ってください。

特に注意が必要な作業:

  • 価格設定
  • 在庫数の入力
  • 個人情報を含むメール対応
  • 法的な記載事項

セキュリティへの配慮

  • 機密情報を含むページでの使用には注意
  • 顧客情報を扱う際は社内ルールを確認
  • 本番環境での作業は慎重に

効果的なプロンプトの書き方

AIから良い回答を得るためのコツ:

具体的に指示する

× 「商品説明文を作成して」
◎ 「この商品の説明文を300文字で作成して。ターゲットは30代女性で、
   機能性よりデザイン性を重視。温かみのあるトーンで」

文脈を与える

× 「メールの返信を作成して」
◎ 「このお客様は2回目の購入で、前回の商品に満足されていた。
   今回の問い合わせに対して、親しみを込めて返信を作成して」

出力形式を指定する

◎ 「箇条書きで5つ」
◎ 「表形式でまとめて」
◎ 「結論を先に、理由を後に」

実際の導入効果:ケーススタディ

ケース1:アパレルEC(従業員5名)

導入前の課題

  • 商品登録に1商品あたり30分
  • 海外トレンド調査に週5時間
  • SNS投稿作成に毎日1時間

Comet導入後

  • 商品登録:30分 → 10分(66%削減)
  • トレンド調査:5時間 → 1時間(80%削減)
  • SNS投稿作成:1時間 → 15分(75%削減)

効果:週あたり約20時間の削減

ケース2:食品EC(従業員3名)

導入前の課題

  • 複数モールへの商品登録が重複作業
  • カスタマーサポートのメール対応が追いつかない

Comet導入後

  • 1つのモールで情報を整理し、他モールへの展開が効率化
  • 定型的なメール返信は下書き生成で対応時間が半減

効果:担当者1名分の工数削減に成功

まとめ:CometはEC運営の「相棒」になり得る

Cometは、EC事業者にとって単なる「便利なツール」ではありません。

それは「デジタルな従業員」であり、「24時間働く相棒」です。

Cometが得意なこと

✓ 大量の情報を瞬時に処理
✓ 繰り返し作業を正確に実行
✓ 複数の情報源を統合して分析
✓ 文章やコンテンツの生成

人間が担うべきこと

✓ 最終的な判断と意思決定
✓ クリエイティブな戦略立案
✓ 顧客との深い関係構築
✓ AIの出力の品質確認

この役割分担が、EC事業の生産性を飛躍的に向上させます。

今すぐCometを試してみる

CometはChromeベースなので、導入のハードルは極めて低いです。

下記リンクからダウンロードすると無料クレジットがもらえます
https://pplx.ai/emori29770

導入の3ステップ

  1. ダウンロード:上記リンクからCometをインストール
  2. データ移行:Chromeのブックマーク・設定をインポート
  3. 試用開始:まずはYouTube要約から試してみる

学習コストはほぼゼロ。今日から使い始められます。

おわりに

EC業界は年々競争が激化しており、「いかに効率的に運営するか」が勝敗を分けます。

2,000サイト以上のEC支援を行ってきた経験から断言できますが、生産性の高い事業者が生き残ります。

Cometのようなツールを活用し、単純作業をAIに任せ、人間は戦略的な業務に集中する。

この働き方の転換が、今後のEC運営において必須となるでしょう。

ぜひ一度、Cometを試してみてください。その可能性に驚かれるはずです。

Cometを今すぐ試してみる

下記リンクからダウンロードすると無料クレジットがもらえます:
https://pplx.ai/emori29770

学習コストはほぼゼロ。今日から使い始められます。

EC×AI研究所では、最新の生成AI情報やEC運営に役立つAI活用術を発信しています。楽天やAmazon、自社ECなど、あらゆるEC運営の現場で実践できるAI活用ノウハウやプロンプト事例を中心に、現場目線で「すぐ使える」「すぐ効果が出る」情報をお届けしていきます。

また、AWCでは生成AIの導入を通じたEC運営の効率化支援も行っております。商品登録やデータ分析、コンテンツ制作など、日々の運営業務にAIを活用したいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

WEB集客やネットショップ運営などでお悩みがあれば一度ご相談ください。ご相談は無料で行なっております。

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この記事を書いた人

株式会社ALL WEB CONSULTING
代表取締役

江守 義樹(えもり よしき)

WEB解析士協会 上級WEB解析士



ネットショップ店長として0ベースからショップ運営を行い約1年で月商1,000万規模のショップに育成。

その後、ECサイト専門のコンサルティング会社に勤務し、月商数億規模のサイトから立ち上げたばかりの小規模なサイトまで数百社のECサイトのサポートを行う。

2018年に前身であるLOCUSコンサルティングを創業。

2020年ECサイト・ネットショップ支援に特化した株式会社ALL WEB CONSULTINGを創業し代表取締役に就任。

データアナリストとしてサイト解析を軸にした戦略的なSEO対策、サイト制作、WEBプロモーション、などEC支援全般のスペシャリストとして活動中。

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ALL WEB CONSULTINGのマーケティングチームです。
全国のネットショップをエンパワーメントするをミッションに、各専門家が集まってECサイトの支援を行っています。楽天・Amazonなどのモール系ECから自社ECまであらゆるECに役立つ情報を発信していきます。

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