楽天市場『コンテンツページ』はこう作る!SEOや集客など、効率的な使い方や最新情報を徹底解説

  • 投稿日

  • 更新日

  • 楽天ネットショップコンサル記事

楽天コンテンツページとは?

楽天コンテンツページとは、楽天ショップ内で作成する「店舗の独自ページ」です。独自ページというと幅が広すぎるように感じますが、セールや特集ページとして使用する場合が多いでしょう。

楽天のCMSであるRMSを使用している方ならお分かりいただけるかと思いますが、基本的にRMS内ではこれまで販売に直接関連するページとしては「商品ページ」と「カテゴリページ」しか作ることができませんでした。店舗が独自のページを作ろうとする場合は、カテゴリページをどうにか工夫して活用するか、楽天GOLDという、RMSとは別のサーバー内に静的HTMLで作成したページをアップロードする必要があります。

楽天GOLDはRMSに縛られず自由にコーディングが可能となるため、店舗が希望通りのデザインのページを作ることができるのが特徴ですが、一方でHTMLなどの専門的な知識が必要となるため、ハードルが高いものでもありました。

楽天コンテンツページができたことで、HTMLなどの専門的な知識がなくとも、店舗がRMSを利用して独自のページを作成できるようになります。また、商品価格などが自動更新となるためセールページの編集作業負担も大幅に軽減されることになります。

楽天コンテンツページを作る意味・目的(メリット)

これまで楽天GOLDを使用していた店舗にとって、楽天コンテンツページはさほど必要性を感じないかもしれません。しかし、コンテンツページは既存店舗にとっても多くのメリットがあります。この章では楽天コンテンツページを作成するメリットや目的についてご説明します。

①メリット1|店舗内の回遊率が高まる

ショップ内の人気商品やおすすめ商品を並べて特集ページを組むことができるため、ついで買いや送料無料バーを越えるための同梱プッシュページを簡単に作ることができます。
5のつく日やお買い物マラソン、スーパーセールなどのセールページも作成が簡単です。

メリット2|商品情報の自動更新ができる

これまでセールページや特集ページをHTMLで作成していた方にとっては歓喜!と言えるくらい便利になるのがこの商品の自動更新機能です。HTMLでコーディングしたページは、商品名や商品価格が変更になった際にページ内のテキストを変更する必要がありました。手作業での変更となるため、価格変更の際に間違いや変更漏れが起こる可能性があります。価格のミスは機会損失やクレームにもつながるため、変更作業は店舗側の大きな負担となっていました。

しかし、コンテンツページは商品ページの価格を変更するとコンテンツページ内の価格も自動で更新されます。商品名やサムネイルについても同様です。ミスが起こらない設計であることは、コンテンツページの大きなメリットです。

メリット3|予約公開機能がついている

コンテンツページには予約公開機能がついているため、あらかじめページを作っておいて、予定した時間に自動で公開することが可能です。
イベントの開始時刻に合わせて表示することも可能ですし、公開忘れや遅延のミスも防ぐことができます。楽天のイベントは深夜にスタートすることもあるため、更新スタッフの負担も減らすことができます。

④メリット4| 作成・編集が簡単

GOLDページはHTMLで作成するためコーディングやアップロードなどの専門的な知識が必要でしたが、楽天コンテンツページは直感的な作業で作成することができます。専門的な知識は必要ありません。そのため作成・編集が簡単で、初心者さんでも挑戦しやすくなっています。

⑤メリット5 | 集客にも有効

次章で詳しく解説しますが、コンテンツページはSEOにも有効です。楽天のドメインパワーを有効に利用して上位掲載を狙うこともできます。

集客ツールとしてコンテンツページを上手に活用することで、Googleという大きな市場から自社商品へユーザーを直接誘導することができます。

⑥メリット6 | ユーザーによって表示するページを切り替えることができる

コンテンツページは、ユーザーによって表示するページを変えることができます。例えば新規顧客にはAというページを表示し、リピーターにはBというページを表示する、といった具合です。
新規ユーザーには初回割引クーポンを表示するなど、属性に合わせたオファーを提示することができます。これによってページもごちゃごちゃせず、シンプルに的確な戦略でユーザーをコンバージョンへと導きます。

楽天コンテンツページはSEOにも最適!

楽天コンテンツページは簡単に特集ページが作れるなどの簡易性以外にも、SEOの側面から見た大きなメリットがあります。ここではコンテンツページのSEO的側面を解説します。

rakuten.co.jpドメインが使える!

「本店サイトでSEO記事を書いてもなかなか上位に掲載されない」こんなふうに感じられたことはないでしょうか?本店サイト(独自ドメインサイト)で記事を書いても上位掲載されないのは、ドメインパワーと呼ばれるドメインの信頼性が低いことが理由の一つに挙げられます。

仮にあなたがGoogleだった場合、どこの誰が書いたかわからない記事より、大手企業や政府などといった大きな組織が書いた記事のほうが信頼性が高いと判断するのではないでしょうか。それと同じことで、同じ記事であれば、大きな組織(ドメイン)からアップロードされたもののほうが信頼性が高いと判断されるのです。

Googleが「信頼できる組織の記事である」と判断するポイントは、ドメインです。

楽天であれば「rakuten.co.jp」。これが楽天のドメインとなります。この配下でアップされた記事は、「楽天市場の記事である」とGoogleに判断されるため、信頼度が高くなります。

コンテンツページはまさに、「rakuten.co.jp」配下でアップロードできるため、SEO記事としても評価されやすいのです。

ただ、いくら楽天ドメインとはいっても、Googleには「同じドメインで検索結果に掲載できるのは2件まで」というルールがあります。
例えば「ワイン」で検索した場合、1件は楽天市場内の商品検索結果が表示されるでしょう。すると、残りは1枠。この1枠を勝ち取れる記事を書くことができれば、自ショップに直接ユーザーを誘導できるのです。

上位表示された場合、自社商品へ直接誘導できるのが魅力

「ワイン」などのビッグワードでは上位掲載は難しいかもしれませんが、「〇〇県の人気地酒5選」などといった、ごく狭いターゲットの情報であれば上位掲載を狙うことができます。

ユーザーが欲しいと思う情報をしっかりとまとめることで、訪れたユーザーを高い確率で購入へと導くことができます。こまめにコンテンツページを作りこむことで、仮に型番商品であっても独り勝ちを狙うことが可能となるのです。

楽天コンテンツページはこんなところが難点(デメリット)

デザインの幅が現在ではまだ少ない

コンテンツページの唯一の欠点と言えば、デザインの幅が現時点でまだ少ない点です。ページデザインを優先したい場合は、まだGOLDページのほうが優勢と言えます。
今後もコンテンツページにはデザインの幅が広がることが期待されます。

楽天コンテンツページの使い方

セールページ・イベントページ

コンテンツページをセールページやイベントページとしてご使用になることは、最もスタンダードでおすすめの使い方です。楽天市場はイベントも多く、イベント時には多くのお客様がご来店されるため、イベントに合わせてセールを盛り上げてくれるページを作りましょう。
公開時間も自動設定でき、商品価格も自動で更新されるためとても便利です。

SEOコンテンツ記事ページ

ユーザーが悩んでいるであろうことやよくある質問などをまとめて、疑問に対する解答や解決法を与えてくれる記事を掲載することで、検索したユーザーを自ショップへと招き、購入へと効率的につなげることができます。弊社ではユーザーが検索するであろうキーワードを選定し、よりコンバージョン(購入)しやすいキーワードで記事を書くことで、Googleの上位掲載と集客、効率的なコンバージョンまでをしっかりと繋ぎ込みます。
楽天市場外からの集客や、型番商品・オリジナル商品に限らず効率的な集客をお考えの方はぜひ

弊社までお問い合わせください。

特集ページ

季節の商材や人気商品をあつめた特集ページを作る際はコンテンツページがおすすめです。重要なキーワードを埋め込むことでSEOコンテンツとしての機能も期待できます。

まとめ|楽天コンテンツページはプロに頼むべき?

楽天コンテンツページは、セールページや特集ページを簡単に作ることのできる便利なツールであるとともに、SEOツールとしてもかなり大きな期待ができることがお分かりいただけたかと思います。単にセールページを作りたい・特集ページを作りたいという場合は自社でも簡単に作成が可能ですが、SEOとなると特別なツールなどを使ってキーワードを選定する必要があるため、プロに頼むことをおすすめ致します。もちろん、最新の知識と多くのサポート実績のある当社も、お客様のお手伝いが可能です。

楽天のECサイトを成功させるためには、効率的な運用と管理が欠かせません。また、モールに特化した店舗運営も必要となります。これには広告の効率的な運用のほかにも、コンサルティングなどを利用した戦略的なアプローチが含まれます。yahoo!ショッピングやAmazonとの比較に基づいたマーケティング施策を行い、自社の強みを活かした販促活動を展開しましょう。
また今後はモール内だけでなく、モール外、主にGoogle検索やSNSからの集客も視野に入れることが大切です。その点でコンテンツページは重要な役割を担っているとも言えます。

もしコンテンツページについてさらに詳しく知りたいという場合は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。御社にぴったりの戦略をご提案させていただきます。

WEB集客やネットショップ運営などでお悩みがあれば一度ご相談ください。ご相談は無料で行なっております。

通販お役立ち資料無料ダウンロード

この記事を書いた人

株式会社ALL WEB CONSULTING
代表取締役

江守 義樹(えもり よしき)

WEB解析士協会 上級WEB解析士



ネットショップ店長として0ベースからショップ運営を行い約1年で月商1,000万規模のショップに育成。

その後、ECサイト専門のコンサルティング会社に勤務し、月商数億規模のサイトから立ち上げたばかりの小規模なサイトまで数百社のECサイトのサポートを行う。

2018年に前身であるLOCUSコンサルティングを創業。

2020年ECサイト・ネットショップ支援に特化した株式会社ALL WEB CONSULTINGを創業し代表取締役に就任。

データアナリストとしてサイト解析を軸にした戦略的なSEO対策、サイト制作、WEBプロモーション、などEC支援全般のスペシャリストとして活動中。

前の記事
次の記事

マーケティングチーム

ALL WEB CONSULTINGのマーケティングチームです。
全国のネットショップをエンパワーメントするをミッションに、各専門家が集まってECサイトの支援を行っています。楽天・Amazonなどのモール系ECから自社ECまであらゆるECに役立つ情報を発信していきます。

カテゴリー

コラム
セミナー
メディア

まだ子カテゴリーがありません。

お知らせ

まだ子カテゴリーがありません。

人気記事

人気資料

新着記事