【2025年最新】楽天SEO対策徹底解説!現役ECコンサルタントが初心者にもわかりやすく説明
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みなさん、こんにちは。
株式会社ALL WEB CONSULTING代表の江守です。
私は過去に数百サイト以上のECサイトでサイト分析、戦略立案、売上向上、SEO対策のためのアドバイスを行ってきました。
今回は2024年最新の楽天SEO対策(楽天検索エンジン最適化)についてやり方やSEO対策のコツ、またちょっとした裏技など過去事例も交えて徹底解説していきます。
楽天SEO対策は楽天でのネットショップ運営において売上をあげるためにとても重要なポイントになりますのでしっかりコツをつかんで是非実践してみてください。
楽天SEO対策とは?
そもそも楽天のSEO対策(楽天検索エンジン最適化)とは、楽天内でユーザーがキーワードを検索した際に表示される検索結果ページに上位表示させることを指します。
楽天の場合、多くのユーザーがこの検索経由で商品ページに到達します。楽天市場の発表では楽天全体のアクセスの約7割がこの楽天サーチを利用していると発表されています。
そのため、楽天内で検索した際に自社の商品が上位表示していることで多くのユーザーに自社商品をみてもらうことができ売上向上につなげることができます。
楽天SEO対策の重要性について
楽天ユーザーは検索からやってくる
楽天を利用しているユーザーの約7割は楽天内の検索からやってくるといわれています。
検索からくるユーザーはすでに購入したい商品が決まっていて、その商品名で検索をしてくる購入意欲の高いユーザーになるのでここで検索の1ページ目に自社の商品が表示されていると購入につながりやすく、売上アップを狙うことができます。
商品の露出が増える
現在楽天では約2億商品と沢山の商品が登録されており、どうしても自社の商品が埋もれがちになってしまいます。(※2023年1月現在)
楽天の検索結果で1ページ目に表示される商品が広告枠を除くと45商品表示されますので、この45商品に自社の商品が表示されることで多くのユーザーの目に触れ、アクセスを獲得することができます。
これが2ぺージ目以降の表示になると一気に目に触れる機会が少なくなりますのでいかに1ページ目に表示されるか、また、1ページ目の45商品の中に自社の商品を複数表示させ占有率を上げていくかで自社商品がユーザーの目に触れる機会を増やしていくことが重要になってきます。
集客に費用がかからない
楽天では自社の商品を上位に表示させるためには広告を使うという方法もあります。ただ、広告を使うと費用が発生してきます。特にビッグワードになってくると費用も高くなってきますので利益を圧迫してしまいます。SEO対策を行って自然に上位表示すると費用は一切かからずに集客ができます。
楽天検索エンジンのアルゴリズムについて
2024年最新の楽天の検索アルゴリズムについて
2024年最新の楽天検索のアルゴリズムについて解説します。
楽天では日々検索アルゴリズムの変更を行っておりますので今後も変更されていくことが予想されますが、現在のところ以下の要素が検索順位の決定における重要な要素といえそうです。
- 商品名や販売説明文、ディレクトリIDなど内部対策最適化
- その商品の直近の売上額や転換率
- レビューの質と数
- 送料無料やポイント変倍、あす楽設定などのその他要素
- 検索キーワードと商品の関連性
この他にも多くの項目からその商品ページを評価しそれにより検索順位を決定しています。
この中でも特に検索順位に影響を与える項目が1と2の内部対策最適化とその商品の直近の売上額や転換率です。
楽天では売れている商品の方が検索順位が上がりやすいです。
楽天はそのショップの売上額に対してロイヤリティをもらっているビジネスモデルのため売れている商品(売れやすい商品)を上位に表示した方が楽天での売上最大化につながるのでよりロイヤリティが得られるためです。
そのため、楽天SEO対策を行う上でキーワード対策だけでなくその商品の売上を上げていくことも重要な要素になります。
また、1の内部対策についてですが売上があがって検索順位が上がってきてもそもそも検索対象項目にキーワードが入っていないと引っ掛かりようがありません。
これらについては後程詳しく説明していきますが併せて対策を行う必要があります。
また、前述で述べた通り販売実績がある商品が上位に来やすい傾向があるものの、場合によっては(ユーザーによっては、商品によっては、タイミングによっては)売れていないショップの商品が、検索結果上、上位に来るようになる傾向もあり、売れている商品と、売れていない商品が混同して表示されるような傾向もみられます。
こちらは楽天側で日々サーチのテストを実施している影響が出ている結果かと思います。
常にアルゴリズムは変動しており、その時々に合わせた施策を行っていくことが重要となります。
弊社の方でも動向を追っていきますのでまた新しい情報が入れば随時発信してまいります。
楽天の検索対象項目について
次に楽天の検索対象項目を把握していきましょう。
楽天での検索対象項目ですが下記になります。
この中に狙うキーワードなどを入れることでそのキーワードで検索にヒットしてきます。
- 商品名
- PC用販売説明文
- 商品番号
- カタログID
- ショップ名
- ディレクトリID
- キャッチコピー
- PC用商品説明文
- スマートフォン用商品説明文
この中でも特に商品名は重要になりますのでしっかりと狙いたいキーワードを入れることが重要です。
こちらについては後程詳しく解説します。
また、商品が楽天サーチ・店舗内サーチでヒットする条件については以下のすべてに該当しないと、検索に表示されません。
- 商品を登録してから24時間経っていること
- 「買い物かご」または「資料請求」ボタンのどちらかをつける設定にしていること
- 倉庫に入っていないこと
- 闇市設定がされていないこと
- 検索語句が、以下のいずれかに含まれていること(R-Storefrontの場合)
- 商品名、キャッチコピー、PC用商品説明文、PC用販売説明文、商品番号、ショップ名、ディレクトリID、スマートフォン用商品説明文
- 説明文などに入力した語句が、<>で囲まれていないこと
- 新規店舗様の場合、店舗オープン日から24時間以上経過していること
- 商品価格が0円の場合、資料請求ボタンがついていること
- 商品価格が0円の場合、買い物かごに入れるボタンがついていないこと
- サーチ非表示の項目で、楽天内サーチで非表示にするにチェックがついていないこと
- ディレクトリIDで廃止済みのIDを利用していないこと
※『商品に検索用キーワード等を追加した』などの情報変更を行った場合、サーチ結果に反映されるまでに最大24時間のタイムラグが発生します
画像を登録する際の名称(ALT)にはキーワードをいれた方がいいですか?とよくクライアント様からご質問をいただくのですがこちらは上記の、7番に記載のとおり、<>で囲まれているキーワードは検索の対象外となりますので、楽天の検索にはヒットしません。
ただしGoogleの検索では対象となりますので楽天外のSEO対策という意味では設定しておくといいかと思います。
次に検索対象の各項目の中でも特に重要な項目について実際にどのように対策を行うかについて解説していきます。
各項目ごとに重要度も三段階で評価していきますので重要度が高い項目についてはしっかりと対策するようにしましょう。
商品名 (重要度★★★)
商品名は楽天SEOを行う上で特に重要な項目となります。
こちらは全角127文字まで入力ができますので狙いたいキーワードについてはしっかり盛り込みましょう。
また、検索結果にも商品名は表示されますので商品の特徴や売りポイントを先頭の方に持ってくることでクリック率の向上も見込めます。
PCの場合は先頭から約45文字前後、スマホの場合は40文字前後が表示されますのでその中にもってくるようにしてください。
他にも商品名を設定する上で様々なテクニックがありますのでそちらについては後述いたします。
PC用販売説明文・スマートフォン用商品説明文 (重要度★★☆)
PC用販売説明文、スマートフォン用商品説明文内には商品名では入りきらないキーワードをしっかりいれるようにしましょう。特に前述でもあった通り、キーワードと商品ページの関連性については検索対策上重要な項目になりますので狙うキーワードについては出現率を意識して販売説明文内に盛り込みましょう。
PC用商品説明文 (重要度★★☆)
PC用商品説明文はデフォルトのレイアウトの場合、カートの下に表示されるエリアになります。
こちらも検索対象項目になりますので、対策キーワードをいれるようにしましょう。
ショップ名 (重要度★☆☆)
ショップ名も検索対象項目となります。
そのためショップ名を設定する時に狙いたいキーワードをしっかりいれることが重要です。
また、ショップ名は検索した際に下記の赤枠で囲った箇所になりますのでこのショップ名を見て何を売っているお店かがわかるようにするのも重要です。
ショップ名を設定する時のポイントは下記です。
- ショップ名を見て何を売っているお店かがわかる
- ショップ名に狙いたいキーワードが入っている
この2点を意識してショップ名を設定しましょう。
ショップ名は年に2回までなら(6カ月経過する必要あり)変更できますのですでに設定済みだったとしてもまだ変更可能です。
また、夏と冬で違う商材を売っている場合は季節ごとにショップ名を設定するのも有効です。
例えば夏は水着を売っていて、冬はダウンを売っている場合であれば、
夏:水着専門店○○
冬:ダウン専門店○○
のように季節ごとで注力商品名をショップ名に盛り込むということもできます。
ディレクトリID (重要度★★★)
楽天SEO対策において最適なディレクトリIDに設定するということも重要な要素になります。
ディレクトリIDとは楽天市場内のジャンルのことを指します。
楽天市場のトップや検索結果に「ジャンル」というのが表示されており、ディレクトリIDはこちらに紐づいております。
メンズファッション>コート・ジャケットといったようにジャンルを選択し商品を探す場合も多いのでその商品にあったディレクトリIDを設定していないと、ユーザーの目に触れる機会が減ってしまいます。
どのディレクトリIDに設定するか迷った場合は競合や上位表示化されている商品がどのディレクトリIDに設定しているかも確認できますのでこちらも参考にしてみるのも有効です。
確認方法はその商品ページにいって下記の方法を行うと確認できますので是非試してみてください。
ディレクトリIDが不適切な場合、検索結果に表示されない可能性もありますのでこちら注意が必要です。
また、ディレクトリIDと付随してタグIDという設定項目もあります。
タグIDはサイズやブランド名、カラーなどより細かい分類になります。
こちらも設定を行っていないとジャンルから絞り込んで検索を行いより細かい分類を選択した際、その商品がヒットしなくなりますのでしっかり設定を行いましょう。
タグIDの設定テクニックについては下記の記事を参考にしてみてください。
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キャッチコピー (重要度★★☆)
キャッチコピーについても楽天SEOを行う上で重要な項目となります。
キャッチコピーについては下記のエリアに表示され全角で87文字入力できます。
こちらも検索対象になりますので検索キーワードの羅列を行っている店舗さんも多くおられますが本来はその商品の売りポイントや特徴を表した文言を掲載することが推奨されています。
ポイント〇倍中!、お中元・お歳暮にピッタリ、訳あり限定品などその商品の売りポイント、特徴を記載しましょう。
楽天SEO対策の具体的な方法
キーワード対策
楽天SEO対策を行う上で特に重要になるのがキーワードの選定です。
そもそもここが間違えているとこの後のSEO対策を行う上で意味のないものになってしまいます。
それではどのようにキーワードを選定していけばいいのかを具体的に解説していきます。
特に楽天内で検索回数が多いキーワード、そのキーワードで流入すると購入につながると想定されるキーワードを選定していくことが重要です。
サジェストキーワード(自動表示される検索候補)を選定する
サジェストキーワードとは楽天内で検索をした際に、自動表示される検索候補のことをいいます。
例えば下記のように「iphone13」と検索すると検索窓に下に「iphone13 ケース」「iphone13pro ケース」など検索ワードと関連しているキーワードが表示されます。
これがサジェストキーワードになります。
こちらのサジェストキーワードですが実際に楽天内で検索数の多いキーワード順に並んできます。
楽天ではキーワードの検索数をGoogleやYahoo!のように公開しておりませんのでこちらで検索数の多いキーワードを推測することができます。
このサジェストキーワードから購入につながりそうなキーワードを選定をしていきます。
また、サジェストキーワードについては一括で取得するラッコキーワードというツールがありますのでこちらも活用してみてください。
ラッコキーワードについては後述します。
楽天では検索数を把握することができないと先ほど述べましたが弊社にて自社開発したツールで取得することも可能です。
こちら1回で5,000円(税別)と有料にはなりますが何キーワードでも検索数が取得できますので興味のある方はお気軽にお問合せくださいませ。
(検索数が極端に少ないキーワードは取得ができませんのでご了承ください)
余談ですが弊社にて楽天SEO対策を行う際はこの検索ボリュームとそのキーワードの転換率も出したうえでSEO対策やRPP広告のキーワード指定を行っております。
また、サジェストキーワードに自店舗のショップ名を表示させるということも可能です。
例えば「神棚」と検索すると下記のようなサジェストキーワードが表示されます。
赤枠に表示されているキーワードですがこちらはショップ名となります。
こちらのキーワードをクリックするとそのショップの商品のみが表示されます。
多くの方が目にするサジェストに自店舗のショップ名を表示させることで認知度の拡大にもつながりますし、クリックするとそのショップの商品しか表示されないので流入増加にも寄与します。
ちょっと裏技的なやり方になりますがサジェストキーワードに自社のショップ名を記載する方法については別記事で詳しく紹介しますのでそちらを参照してください。
こちら弊社で行っているサジェストに自社ショップ名を表示させるサービスですと短時間でサジェストに自店舗名を表示させることができます。
もしご興味があればお気軽にお問合せくださいませ。
転換率の高いキーワードを選定する
転換率が高いキーワードを選定することもSEO対策を行う際には重要です。
転換率が高いということはそのキーワードで流入すると購入される確率が高いということになりますのでどのキーワードの転換率が高いかも分析し、そのキーワードを商品名などにしっかり盛り込んでください。
キーワード別の転換率については下記より確認ができます。
RMSのデータ分析>3.アクセス・流入分析>楽天サーチ>楽天サーチ流入改善
文字揺れ・表記揺れについて
楽天の検索エンジンですが文字揺れ、表記揺れは対応できていないのが実情です。
どういうことかというと例えば下記の表記については別物として認識されます。
英語、ひらがな、カタカナ、漢字は別物として認識される
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<例>
・カニ 蟹 かに
・adidas アディダス あでぃだす
[/st-mybox]
といった感じです。
さすがにあでぃだすと平仮名で検索する人はいないかと思いますので英語、カタカナくらいは商品名にいれるようにしましょう。
伸ばし棒の有無など読みに関するカタカナ表記揺れは別物
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
<例>
アイフォン アイフォーン
[/st-mybox]
といったように伸ばし棒の有無などによっても別物として判断されますのでどちらもいれるようにしましょう。
漢字表記の場合、送り仮名の有無による表記揺れは別物
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
<例>
引っ越し 引越し 引越
[/st-mybox]
このように送り仮名の違いによる表記ゆれも別物になりますのでしっかりいれましょう。
キーワードの間のスペースは半角スペースで区切る
キーワードについては基本的に半角スペースで区切るのが推奨されております。
全角スペースで区切ってしまうとスペースではなく、文字列だと認識されてしまい、そのキーワードでの引っ掛かりが弱くなります。
また、【】などを用いる場合、この【】を用いること自体は検索対策上影響はないのですが【】とキーワードの間に半角スペースをいれてください。
例えば【母の日】ではなく【 母の日 】といった感じです。こうすることで母の日のキーワード単体で認識されます。
商品名の並び順を意識する
前述にも記載の通り、商品名については最初の45文字ほどしか表示されないので先頭の方には商品の特徴や売りポイントを記載してクリック率を上げていくことが重要です。
検索結果ページにおいて、下記のように同じキーワードが並んでいたり似通っているとユーザーにとって全て同じ商品に見えてしまい、何が違うのか?と、分かりづらい印象を与えてしまう可能性があります。
重量や個数、容量などを前方に明記することで商品の違いも分りやすくなり、クリック率もあがりますのでこちら意識してキーワードの並び順を決定していく必要があります。
売上の蓄積
楽天SEO対策を行う上でその商品の売上件数×売上金額が重要な要素となっております。
楽天では売れている商品の方が検索順位が上がりやすいです。
楽天はそのショップの売上額に対してロイヤリティをもらっているビジネスモデルのため売れている商品(売れやすい商品)を上位に表示した方が楽天での売上最大化につながるのでよりロイヤリティが得られるためです。
そのため、新商品や販売実績が少ない商品は検索順位をあげていくことはなかなか大変です。
商品ページを作りこみして商品を魅力的に見せる、広告を行ってまずは売上を作る、タイムセールやクーポン施策を行い、強制的に短期間で売上を作るなどしてまずは売上額の蓄積を行うことで検索対策に繋がってきます。
あす楽の設定
あす楽の設定についてですがこちらは設定を行うことで直接的に順位には影響しませんが、あす楽対応することで検索結果に「翌日配達」のアイコンが表示されクリック率向上や転換率の向上につながります。
そのため、販売実績や転換率に影響しますので、間接的に順位に影響する可能性があります。
特に昨今のECでは配送スピードの早さが購入における重要な要素になっているのであす楽対応できる場合は、必ず設定することをおすすめします。
パンくずリストの設置
スマートフォン用商品説明文上部に下記のようにHTMLでパンくずリストを設置することができます。
楽天のデフォルトの機能でパンくずリストの表示はできますがこちらだとPCページにしか表示ができないのと飛び先が基本的にカテゴリページとなります。
スマホにもパンくずリストを表示させるためにはこのようにHTMLで記述することで可能になります。
このやり方でリンクのとび先をショップ内検索に飛ばすことで、楽天のSEO対策上加点されるようになります。
以下、楽天の公式ガイドラインにもその旨記載されております。
2.検索順位を決定する基本的な事項について
楽天市場の商品検索においては、主に(1)自然言語処理による検索キーワードと商品の関連性、(2)検索キーワードごとの商品の人気度をスコアリングして検索順位を決定しております。また、上記要素を常にモニタリング、反映しているため検索順位は常に変動します。検索キーワードと商品の関連性とは
検索キーワードと、商品の説明に出てくるキーワードの出現頻度や希少性を加味して商品のスコアリングをおこなっています。例えば、「軽い」という検索キーワードに対して、商品名や商品説明文で複数回商品の軽さについて説明されていた場合、「軽い」というキーワードに対して関連性が高いとみなします。
また、例えば「超軽量」というキーワードがついている商品が全商品に対して数が少なく希少だった場合、それらの商品は「超軽量」と検索された場合、よりスコアが高くなります。
検索キーワードごとの商品の人気度とは検索をおこなったユーザーが、各商品にどう反応したかをモニタリングしユーザーが支持した商品に対して検索キーワードのスコアリングを高く評価します。
例えば、「マグカップ 軽量」と検索したユーザーが多く支持した商品に対して、「マグカップ 軽量」と検索された場合にスコアは高くなりますが、「マグカップ かわいい」と検索された場合支持されていない際は「マグカップ かわいい」という検索ではスコアを加点しません。出典元:楽天店舗運営Navi [規約・ガイドライン] 00.プラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する取り組みについて
上記のように狙いたいキーワードをパンくずリストに盛り込み、パンくずリストのリンクをクリックするとショップ内検索に遷移し下記のように狙っているキーワードで検索した状態になります。
この状態で商品が購入されると、検索キーワードと商品の関連性が高いと判断され検索キーワードのスコアリングが高く評価されるという仕組みです。
また、こちら検索対策だけではなく、サイト内の回遊率向上にもつながりますので設置をおすすめします。
特に現状のスマホUIだとサイト内の回遊がしずらい仕様になっておりますので特におすすめです。
弊社クライアントでもパンくずリスト設置後、スマホでの回遊率が大きく改善した事例もあります。
レビューを集める
楽天SEO対策を行う上でレビューの有無も重要な要素となります。
以前はレビューを多く集めれば上位表示されるというアルゴリズムがありましたが現在はレビューの数が多いだけで上位表示するということはありません。
ですがレビューが多くついている商品はレビューがない商品よりも転換率が高いというデータもでていますし、また、楽天ユーザーの行動として商品ページにくると最初にレビューを確認するという報告もあります。
そのため、レビューを集めることで転換率もあがり検索対策にも有利になるということは言えるかと思います。
レビューを集める施策については商品購入後に次回使えるクーポンを配布したり、ノベルティのプレゼントなどインセンティブ付与施策が効果的です。
詳しくは下記の記事の「レビューが少ない場合はレビュー投稿率を上げていきましょう」を参考にしてみてください。
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サムネイル画像改善
楽天検索エンジンのアルゴリズムの要素である検索結果のクリック率を上げるためにサムネイル画像(検索結果に表示される画像)の改善もあげられます。
ユーザーは検索結果に表示される45商品のうちのどれかの商品をクリックして商品ページに流入するわけですがどの商品をクリックするかについては表示されている画像の情報が大きな要素となっています。
クリックされやすいサムネイル画像には、割引率・送料無料・容量・カラーバリエーションなどが記載されており、商品の売りポイントや特徴が検索結果上でわかるようになっています。
こちら自社の商品のサムネイル画像がユーザーにとって必要な情報が記載されているか、他競合と比較してクリックしたくなるクリエイティブになっているかを今一度チェックして改善を行ってください。
ただし、楽天のガイドラインにて下記が禁じられていますのでこちらはしっかり遵守して対策してください。
- テキストの占有率は20%以内にする
- 枠線の利用はしない
- 背景は白背景か写真背景のみにする
動画設置
商品ページ内に動画を設置することでページ内の滞在時間があがり、転換率向上につながります。
売上や転換率が高いページが上位表示化しやすいため、動画を活用することで検索対策にもつながります。
また、商品ページの充実度もみているため、動画が設置されているページの方が動画がないページよりも評価される傾向にあります。
商品ページ内に動画を設置する方法については下記の記事を参照してください。
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商品名にサイズなどの記載
楽天を利用するユーザーの特徴として商品名+サイズなどで検索する方も多くおります。
例えば下記のように「スニーカー キッズ」で検索した場合、「スニーカー キッズ 15cm ニューバランス」や「スニーカー キッズ 女の子 22センチ」などサイズを含んだサジェストキーワードが表示されます。
これは実際に楽天内でサイズを含んだキーワードで検索する方が多いということなので対策が必要です。
そもそも商品名や商品説明文にこのサイズが記載されていないと検索にヒットもしないので全サイズ表記を商品名もしくは商品説明文に記載してください。
よくあるのが例えば15cm~23cmまでの展開のため、下記のように商品説明文内に15cm~23cmと~で表記してしまうことです。
これだと例えばキッズスニーカー 21cmで検索した場合、検索にヒットしないので必ず下記のように全サイズを記載するようにしましょう。
商品名は文字数制限が短いため商品説明文内に記載するといいかと思います。
販促系キーワードをいれる
楽天市場において「訳あり」「送料無料」「クーポン」「ぽっきり」「ポイント消化」「ポイントアップ」「ポイント〇倍」といったキーワードは実は多く検索されています。
これらの施策を行っている際は必ず商品名にいれてあげるようにしましょう。
季節性の高いキーワード(シーズン性の高いキーワード)をいれる
楽天市場では、「母の日」「父の日」「クリスマス」「お歳暮」など、季節ごとの記念日やイベント事で検索のニーズが一気に高まります。
こちらのキーワードについては購入に近いユーザーが検索しているため転換率も高く売上につながりやすいキーワードになります。
代表的なキーワードとしては、母の日・父の日・バレンタイン・ホワイトデー・ハロウィン・クリスマス・お中元・お歳暮などがあります。
これらのキーワードが入っていないとそもそも検索にヒットしないので商品名や商品説明文にしっかり盛り込みましょう。
イベント時の直前にいれても効果は期待できないので遅くとも3カ月前には設定しておくといいかと思います。
年間のイベントスケジュールについては下記よりダウンロードできますのでこちらも是非活用してみてください。
また、下記のように商品説明文に検索対策ワードして記載しておくのも有効です。
これであれば通年対応できますよね。
楽天SEO対策を行う上で気を付けなくてはいけないこと
ガイドライン違反
ガイドラインに違反をするとペナルティーとして検索結果に表示されなくなることがありますので注意しましょう。
ガイドラインに違反していないか定期的にチェックすることが重要です。
下記の「店舗運営ガイドラインについて」より各ガイドラインが確認できますので是非チェックして自社の商品が当てはまっていないか確認してみてください。
在庫切れ
在庫が0になると検索順位が一気に下落します。
在庫切れが起きるとユーザーがせっかく商品ページに流入してきても購入ができずユーザーのニーズを満たすことができなくなるため検索順位低下につながります。
そのため、売れ筋商品やアクセスを稼いでいる商品については常に在庫切れをしないようにチェックしていくことが重要です。
楽天SEO対策で使う無料・有料ツール
ラッコキーワード
こちらのツールは楽天のサジェストキーワードを一括で取得することができるツールです。
サジェストを取得しその中で成約につながりそうなキーワードを抜き出し、商品名やキャッチコピーにいれるなどの対策を行うことができます。
無料で使えますので是非活用してみてください。
セカンドブレイン検索順位取得ツール
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社さんが販売している検索順位取得ツールになります。
キーワードに対しての検索順位はもちろん、自店舗以外の上位表示している商品の商品名やキャッチコピー、ディレクトリIDなどその他の情報も多く取得できます。
こちら活用することで競合の商品の商品名にどんなキーワードが入っているかなど比較・分析を行うことが可能です。
また、順位の推移も取得できますので商品名変更やタイムセール実施など何らかの施策を行った場合で順位がどう変動するかも検証することが可能です。
有料のツールにはなりますが高機能なツールですのでおすすめです。
楽天SEO対策で弊社クライアントで実際にうまくいったSEO対策事例のご紹介
生活雑貨ジャンルのクライアントでの成功事例
生活雑貨ジャンルの販売を行っていたクライアントでの成功事例です。
ここのクライアントさんではレビュー集めの強化を行ったことが要因で最終的に検索順位の向上につながりました。
まだ出店間もない店舗さんだったので、販売実績も少なくレビュー数も少なかったのですが、レビュー投稿でプレゼント企画を実施し、レビューを多く集めました。
レビュー記載率はなんと20%。
レビューが増えることで転換率が向上し、売上アップにつながり、その結果検索順位もどんどんと上がっていきました。
検索順位があがったことでアクセス数が増加し、売上アップ、楽天ランキングに入賞しさらに流入増加、転換率向上と好循環に。
実はここの店舗さんですがレビュー記載でプレゼント企画は発注ミスで自社に眠っていた大量の滞留在庫をプレゼントとして用意。まさに怪我の功名ですね。
レビュー記載後に次回使えるクーポンなどを用意している店舗も多いですが、弊社の今までの経験からいくと、クーポン企画よりもレビュー投稿でプレゼントの方がレビュー記載率は高くなるというデータがでています。
(クーポンの割引率が高かったり、高頻度でリピートする商品の場合はクーポンも効果的ですが)
今の楽天の検索アルゴリズムではレビュー件数はSEO対策上、以前ほど重要ではないと言われていますがこのようにレビュー件数が増えると転換率があがり売上が上がりますので結果としてSEO対策にも有効となります。
みなさんもレビューを集める施策をしっかり行ってアクセス対策を行ってみてくださいね。
レビュー集めについては下記の記事も参考にしてみてください。
[st-card myclass=”” id=”1258″ label=”” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on” thumbnail=”on” type=””]
インテリアジャンルのクライアントでの成功事例
インテリアジャンルの販売を行っていたクライアントでの事例のご紹介です。
ここのクライアントさんではキーワードの対策をメインで行わせていただきました。
RMSの楽天サーチ改善より商品ページごとの流入キーワードをチェックし、流入しているキーワードを確認。
そこで転換率が高いキーワードなどを見ていくと、商品名に完全一致で入っていないキーワードがいくつか見つかりました。
そのキーワードをしっかり完全一致にして商品名に記載したところ、すぐに検索順位が向上しました。
元々売上がある商品ではあったので抜け漏れているキーワードを入れることで獲得ができていなかったキーワードでの流入を得ることができアクセス数向上、売上向上につながりました。
楽天の検索エンジンは文字揺れや表記揺れに対しては対応できていないのでキーワードを全て洗い出し商品名などにいれていくことが重要となります。
みなさんも商品別に流入キーワードをチェックし、抜け漏れがないかなど確認してみてください。
楽天SEO対策はアルゴリズムをしっかり把握した上で行おう
いかがでしたでしょうか?
楽天では検索からの流入が多いため検索結果で上位表示ができると多くのアクセスを無料で獲得することができます。
今日からでもできる対策が多くありますのでまずはこちらの記事を見て少しずつでも対策を行っていくといいかと思います。
また、楽天検索エンジンのアルゴリズムは日々変動しており、最新のアルゴリズムを把握した上で行う必要があります。
弊社でも常に検索順位の動向は追っておりますので随時最新の情報を発信していきますので定期的にチェックしていただけると幸いです。
楽天SEO対策のポイントをまとめると以下になります。
- 最新の楽天検索エンジンのアルゴリズムを把握した上で対策を行う
- 検索対象項目にはしっかり狙いたいキーワードを盛り込む
- 狙うべきキーワードは「楽天内で検索数が多いキーワード」と「購入につながる転換率が高いキーワード」
- キーワード対策だけでなく転換率を上げる施策も楽天SEOを行う上で重要
- 同じくキーワード対策だけでなくクリック率をあげる施策も楽天SEOを行う上で重要
上記のポイントを押さえた上で自社の商品が数ある楽天内の商品よりも見てもらえるようしっかりSEO対策を行っていきましょう。
弊社株式会社ALL WEB CONSULTINGでは、全国のネットショップをエンパワーメントするをミッションに、ECサイトの売上向上支援、サポートを行っております。
楽天SEO対策やRPP広告運用などの集客支援をはじめ、楽天ECコンサルティングやサイト分析も行っておりますので、楽天ネットショップの売上や集客などにお悩みの方は是非お気軽にご相談ください。
無料相談や無料セミナーも随時行っております。
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この記事を書いた人
株式会社ALL WEB CONSULTING
代表取締役
江守 義樹(えもり よしき)
WEB解析士協会 上級WEB解析士
ネットショップ店長として0ベースからショップ運営を行い約1年で月商1,000万規模のショップに育成。
その後、ECサイト専門のコンサルティング会社に勤務し、月商数億規模のサイトから立ち上げたばかりの小規模なサイトまで数百社のECサイトのサポートを行う。
2018年に前身であるLOCUSコンサルティングを創業。
2020年ECサイト・ネットショップ支援に特化した株式会社ALL WEB CONSULTINGを創業し代表取締役に就任。
データアナリストとしてサイト解析を軸にした戦略的なSEO対策、サイト制作、WEBプロモーション、などEC支援全般のスペシャリストとして活動中。
マーケティングチーム
ALL WEB CONSULTINGのマーケティングチームです。
全国のネットショップをエンパワーメントするをミッションに、各専門家が集まってECサイトの支援を行っています。楽天・Amazonなどのモール系ECから自社ECまであらゆるECに役立つ情報を発信していきます。