【完全ガイド】Claude DesignでECデザイン内製化する方法
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この記事でわかること
– Claude Designの基本機能と、Claudeチャット・Claude Codeとの違い
– ECの販促バナー・LPをClaude Designで作る具体手順(プロンプト例つき)
– 作ったデザインをClaude CodeやCanvaで「動かす」までの流れ
EC×AI研究所では、最新の生成AI情報やEC運営に役立つAI活用術を発信しています。
「セールバナーを毎回外注していて、コストも納期も読めない」。EC運営をしていると、こうしたデザイン制作の悩みは尽きません。社内に専任デザイナーがいない店舗ほど、この負担は重くのしかかります。
そこで今回は、言葉で指示するだけでデザインを形にできるClaude Designを取り上げます。ECの販促バナーやLPを内製する手順を、実際の制作画面とプロンプト例つきで解説します。
目次
Claude Designとは?できることを3行で

Claude DesignはAnthropic社が公開したAIデザインツールです。
チャットで指示するだけで、Webサイトやバナー、スライドのデザインをHTML/CSSで生成します。2026年6月時点では、Research Preview(試験公開)として提供されています。
できることを整理すると、次の3つに集約されます。
- プロトタイプ制作:LP・コーポレートサイト・アプリ画面のデザイン
- バナー・販促クリエイティブ制作:複数サイズのSNS・広告バナー
- スライド資料制作:提案書やセミナー資料
文章生成が中心の通常のClaudeチャットと違い、Claude Designは「見た目のあるアウトプット」に特化したツールです。
注目したいのは、出力が画像ではなく編集可能なコードだという点です。後から手直しでき、そのまま実装にも進めます。AIに詳しいYouTubeチャンネル「ここなのAI大学」の解説でも、「画像じゃなくてコードで返ってくる」点が長所として挙げられています。
Claudeというモデル自体の進化は、Claude Sonnet 4.5の完全ガイドでも解説しています。あわせて読むと、Claude Designの土台がつかめます。
なぜ今、EC事業者がClaude Designに注目すべきか
結論から言うと、デザイン制作の内製化コストが一気に下がるからです。
背景にあるのは、AIによるものづくりの急速な広がりです。関連語の「Claude Code」は、検索ボリュームが月間16万件規模まで伸びています(Semrush調べ)。エンジニアに限らず、非エンジニアがAIで制作する流れが定着しつつあります。
ECの現場では、デザイン制作がスピードとコストのボトルネックになりがちです。
- セールバナーの差し替えが販促のタイミングに間に合わない
- LPのA/Bテスト案を出すたびに外注費がかさむ
- 商品特集ページの叩き台づくりに時間がかかる
Claude Designは、この「叩き台づくり」を数分に短縮します。弊社でも500本以上のLP制作に関わってきましたが、最も時間がかかるのは最初の構成案づくりです。ここをAIに任せられる意味は小さくありません。
Claude Designの始め方と基本操作
Claude Designは、claude.ai/designから利用を開始します。
プロジェクト作成時に、まず4つの作成モードから選びます。

| モード | 主な用途 |
|---|---|
| Prototype | LP・サイト・アプリ画面(最も使う) |
| Slide deck | スライド資料 |
| From template | テンプレートから開始 |
| Other | その他の用途 |
EC用途で最初に触るなら、Prototypeを選べば十分です。ここなのAI大学の動画でも、最も使うモードとしてPrototypeが紹介されています。
作成画面では、続けて次の3点を設定します。
デザインシステムの指定
「Design system」で、ブランドの世界観を指定します。
自社のブランドカラーやフォントを登録しておくと、生成物のトーンが毎回そろいます。未登録なら「None」のまま始めても問題ありません。
忠実度(Wireframe / High fidelity)の選択
構成だけ確認したいときはWireframe、完成イメージまで見たいときはHigh fidelityを選びます。ECのLP検討では、まずWireframeで骨格を固める進め方が効率的です。
指示文(プロンプト)の入力
あとは、作りたいものを日本語で書くだけです。
生成後も「ここの色を変えて」といった追加指示で編集できる点が、一発勝負になりやすい画像生成AIとの大きな違いです。
ECサイトでClaude Designを活用する3つのシーン
ここまで基本を見てきましたが、EC事業者にとっての具体的な使いどころを3つご紹介します。
シーン1:セール・SNS・モール用の販促バナー
最も相性が良いのが販促バナーの量産です。
「新生活応援セール」のように、1つのキャンペーンをワイド・スクエア・ポートレートの3サイズでまとめて生成できます。

上の画像が、実際にClaude Designで作らせた例です。
横長広告・Instagram投稿・縦長フィードの3サイズが、1つの指示で世界観をそろえて出力されています。商品写真は、後からはめ込めるプレースホルダー付きです。
楽天・Amazonのモール用サムネ、Yahoo!ショッピングのバナーにも、同じ要領で展開できます。
シーン2:ランディングページ(LP)の叩き台
2つ目はLPの構成案づくりです。
下の画像は、AI研修サービスのLPをClaude Designで作らせたヒーローセクションです。

キャッチコピー・サブコピー・CTAボタン・実績の数値表示まで、LPの主要パーツが一通り配置されています。健康食品や化粧品など、商材を変えて指示すれば、同じ品質で別バージョンが手に入ります。
LPで訴求軸を固める考え方は、生成AIで競合分析を自動化する記事の視点もあわせて役立ちます。
シーン3:商品特集・キャンペーンページのワイヤーフレーム
3つ目は特集ページの設計です。
母の日・ブラックフライデーなどの特集ページを、Wireframeで素早く設計できます。社内の認識合わせ用のたたき台として使うと、企画会議がぐっと早く進みます。
実践:ECの販促バナーをClaude Designで作る手順【プロンプト例】
実際に弊社で使っている指示の出し方をご紹介します。
コツは、「キャンペーン・サイズ・トーン・必須要素」を最初にまとめて伝えることです。
ECの販促バナーを作ってください。
【キャンペーン】新生活応援セール(最大50%OFF / 3月限定)
【商品】真空断熱ボトル(保温24時間キープ)
【必須要素】セール訴求 / 保温24時間 / 送料無料
【サイズ】ワイド(1200×400) / スクエア(1080×1080) / ポートレート(1080×1350)
【トーン】春・フレッシュ系、クリーム×桜ピンク
【備考】商品写真は後で差し込むので、はめ込み用スロットを用意して
この指示で、3サイズのバナーが統一感のあるデザインで出力されます。
気になる箇所は、「割引率を50%に」「この文言を変えて」と追って微調整するだけです。
仕上げに商品写真をスロットにはめ込めば完成します。
写真そのものをAIで作りたい場合は、Nano Banana完全ガイドで解説した画像生成と組み合わせると効果的です。
Claude Designを実務に組み込む具体的なフローについては、AWCのサービス資料に事例を掲載しています。EC・WEBマーケティングへのAI活用の最前線をまとめていますので、ぜひダウンロードしてください。
作ったデザインを「動かす」:Claude Code実装とCanva連携

Claude Designの出力は、画像ではなくコードです。
そのため、そのまま実装や入稿データに進めるのが大きな強みになります。
主な持ち出し方は、次の3つです。
- Claude Codeで実装:デザインデータを開発ツールに渡し、本番サイトとして構築
- Canvaへ連携:Canvaに取り込み、チームで仕上げ・書き出し
- PDF書き出し:印刷用データやスライドとして出力
弊社のクライアントワークでは、Claude Designで作った構成案をClaude Codeで実装し、本番LPに仕上げる流れを試しています。デザインから実装までを一連の言葉の指示でつなげられる点に、確かな手応えを感じています。
ここなのAI大学の動画でも、作ったLPをClaude Codeに引き渡して実装する流れが紹介されています。デザインと開発の境目がなくなりつつある、という実感を持てるはずです。
Claude Designでつまずきやすいポイントと注意点
便利な一方で、運用前に押さえておきたい点が3つあります。
1. 仮のブランド名・数値は必ず差し替える
生成物には、仮のブランド名やサンプルの統計値が入ることがあります。「満足度98%」のような数値は、必ず自社の実数値に差し替えてください。そのまま公開すると、誤認を招くおそれがあります。
2. Research Preview段階であることを踏まえる
2026年6月時点で、Claude Designは試験公開(Research Preview)です。仕様変更の可能性があるため、商用利用の範囲は公式サイトの規約を確認してください。
3. 最終チェックは人間が行う
AIの出力は、あくまで叩き台と位置づけるのが現実的です。弊社でもAIを「叩き台生成エンジン」と捉え、最終確認は必ず人が行う体制を崩していません。スピードと品質は、この線引きで両立します。
弊社の制作フローにClaude Designをどう組み込むか
私たちのチームでは、Claude Designを「企画と制作の間」に置いています。
従来は、企画 → ラフ作成(外注)→ 制作、という流れでした。
ここにClaude Designを挟むと、企画した本人がその場でラフを形にできます。外注の往復が減り、意思決定が速くなります。
EC支援2,000サイト以上の経験から見ると、デザインの初速が上がるほど、施策の試行回数が増えます。試行回数こそ、ECの改善スピードを決める要素です。AIブラウザを使った業務効率化は、AIブラウザCometの完全解説もあわせて参考になります。
Claude Designに関するよくある質問
Q1. Claude Designは無料で使えますか?
Research Preview段階のため、提供条件は変動します。
基本的にはClaudeの有料プラン内で提供される範囲が中心です。最新の料金は、公式サイトで確認してください。
Q2. 日本語の指示・日本語デザインに対応していますか?
対応しています。
本記事で紹介したバナーやLPも、すべて日本語の指示で生成しました。日本語の見出しや本文も、自然なレイアウトで配置されます。
Q3. 商用利用はできますか?
試験公開のため、商用利用の可否は規約に従ってください。
生成物に含まれる仮の数値やブランド名の差し替えは、公開前に必ず行う前提で運用すると安全です。
Q4. FigmaやCanvaと何が違いますか?
FigmaやCanvaは、人が手で作るツールです。
Claude Designは、言葉から最初の形を生成する点が異なります。生成後にCanvaへ連携して仕上げる、という併用が現実的な使い方です。
Q5. Claude CodeとClaude Designはどう使い分けますか?
Claude Designはデザイン(見た目)、Claude Codeは実装(動くコード)を担当します。
Designで作った画面をCodeで本番化する、という連携が基本の流れです。
まとめ:Claude Designは「EC内製化」の新しい入口
Claude Designは、言葉で指示するだけで販促バナーやLPの叩き台を数分で形にできるAIデザインツールです。外注に頼っていたデザイン制作を内製に寄せられるため、EC運営のスピードとコストの両面で効いてきます。
今回ご紹介したプロンプト例とシーンを参考に、まずは1枚の販促バナーから試してみてください。出力をそのままClaude CodeやCanvaにつなげば、公開までの距離がぐっと縮まります。
EC×AI研究所では、最新の生成AI情報やEC運営に役立つAI活用術を発信しています。楽天やAmazon、自社ECなど、あらゆるEC運営の現場で実践できるAI活用ノウハウやプロンプト事例を中心に、現場目線で「すぐ使える」「すぐ効果が出る」情報をお届けしていきます。
また、株式会社ALL WEB CONSULTINGでは生成AIの導入を通じたEC運営の効率化支援も行っております。商品登録やデータ分析、コンテンツ制作など、日々の運営業務にAIを活用したいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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※本記事の図解はAIで生成しています。
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この記事を書いた人
株式会社ALL WEB CONSULTING
代表取締役
江守 義樹(えもり よしき)
WEB解析士協会 上級WEB解析士
ネットショップ店長として0ベースからショップ運営を行い約1年で月商1,000万規模のショップに育成。
その後、ECサイト専門のコンサルティング会社に勤務し、月商数億規模のサイトから立ち上げたばかりの小規模なサイトまで数百社のECサイトのサポートを行う。
2018年に前身であるLOCUSコンサルティングを創業。
2020年ECサイト・ネットショップ支援に特化した株式会社ALL WEB CONSULTINGを創業し代表取締役に就任。
データアナリストとしてサイト解析を軸にした戦略的なSEO対策、サイト制作、WEBプロモーション、などEC支援全般のスペシャリストとして活動中。