AI OverviewsにTop Storiesが表示され始めた|Preferred Sources(優先ソース)登録の重要性をECサイト目線で解説

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株式会社ALL WEB CONSULTINGのSEOタイムズでは、Googleの公式発表や検索アルゴリズムの最新動向を日々追いかけ、最新のSEO情報を更新しています。本記事では、その中でもECサイトやサイト運営に本当に影響する重要なトピックを厳選し、実務目線でわかりやすく解説します。

Googleの生成AIによる検索結果「AI Overviews」の中に、ニュース枠である「Top Stories(トップニュース)」のカルーセルが直接表示される事例が海外で確認され始めました。そしてこの動きは、2026年5月末にGoogleが発表した「Preferred Sources(優先ソース)」機能の価値を大きく引き上げるものと考えられます。本記事では、何が起きているのか、なぜ重要なのか、そしてECサイトやメディア運営者が今から何をすべきかを整理します。

何が起きたのか

大きく分けて2つの動きが重なっています。

ひとつは、2026年5月27日にGoogleが公式に発表した「Preferred Sources(優先ソース)」のAI検索への拡大です。ユーザーが検索の設定でお気に入りのサイトをあらかじめ登録しておくと、AI OverviewsやAI Modeの回答の中で、その登録サイトが「Preferred」ラベル付きで見つけやすく表示されるようになります。Googleはこの機能について、Top Storiesと同じようにラベル付けして目立たせると説明しています。

もうひとつは、2026年6月末にかけて海外で観測され始めた、AI Overviews内へのTop Storiesカルーセルの直接表示です。これまでTop Storiesは、AI Overviewsとは別の枠として表示されていましたが、AI Overviewsの中にニュースのカルーセルがそのまま差し込まれ、優先ソースに登録されたパブリッシャーが先頭に表示される事例が報告されています。なお、この挙動は現時点でテストまたは段階的なロールアウトとみられ、日本の検索結果ではまだ広く確認されていません。今後の変化を注視する必要があります。

なぜ重要なのか / 背景

Preferred Sources自体は、ユーザーが信頼するサイトを検索結果で優先して見られるようにする機能で、Googleは公式発表の中で「利用者は優先ソースに登録されたサイトを2倍クリックしやすい」「すでに世界で345,000以上のユニークなサイトが登録されている」といった数値を示しています。

これまで優先ソースは、主にTop Stories枠での優遇という位置づけでした。しかしAI Overviewsという、検索結果の最上部で大きな面積を占める領域にニュースカルーセルが組み込まれ、そこでも優先ソースが先頭に来るとなれば、露出の機会は従来より格段に増えます。生成AIによる検索が「ゼロクリック(AIの回答だけで完結し、サイトに流入しない)」を増やすと懸念されるなかで、優先ソース登録は数少ない「指名で選ばれ、クリックにつながる」導線として重要性を増していると言えます。

Googleは同じ発表の中で、最新の話題を扱う「developing-topic carousel」や、フォーラムなどの一次的な声を集めた「perspectives carousel」、他媒体から多く引用された記事を示す「Highly Cited」バッジなども紹介しており、AI検索の中で”信頼できる発信元”をどう見せるかに力を入れている流れが読み取れます。

ECサイト・サイト運営者への影響

影響の大きさはサイトの性質によって異なります。

まずニュース性・速報性のあるコンテンツを発信するメディアやオウンドメディアにとっては、優先ソース登録の価値が直接的に高まります。Top StoriesがAI Overviews内に統合されれば、登録の有無が露出量を左右する可能性があるためです。

ECサイトの場合、商品ページそのものがTop Storiesに載ることは基本的にありません。しかし、自社で運用するコラムやお役立ち記事、季節・トレンド情報などのオウンドメディアを持っている場合は無関係ではありません。ユーザーに「このサイトを優先ソースに登録してもらう」ことができれば、AI検索時代でも指名的に接触してもらえる可能性が広がります。裏を返せば、コンテンツを一切発信していないECサイトは、こうした新しい導線の恩恵を受けにくいということでもあります。

いずれの場合も共通しているのは、「ユーザーがわざわざ登録したくなるほど信頼・愛着を持てる発信元かどうか」が問われるという点です。小手先のテクニックではなく、発信主体としての価値が土台になります。

取るべき対応

現時点で慌てて何かを大きく変える必要はありませんが、次の観点で足場を固めておくことをおすすめします。

  • 自社サイト・オウンドメディアが優先ソースとして登録可能かを確認する:Googleは「定期的に新しいコンテンツを公開しているサイトは対象になり得る」としています。まずは継続的な情報発信の体制があるかを見直しましょう。
  • ユーザーに優先ソース登録を案内する導線を検討する:メルマガやSNS、サイト内で「Googleで優先ソースに登録できます」と案内することは、指名接触を増やす一手になります(機能の提供状況は地域により異なるため、日本での表示状況もあわせて確認します)。
  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を高めるコンテンツ運用を続ける:AI検索が信頼できる発信元を優遇する方向に進む以上、一次情報・独自の実務知見・明確な運営者情報といった基本の積み上げが、そのまま優先ソースに選ばれる力になります。
  • 日本での挙動を継続的にウォッチする:今回のTop Stories統合はまだ海外中心の観測段階です。日本の検索結果に反映され始めたタイミングを逃さないよう、変化を追い続けることが大切です。

まとめ

AI Overviewsの中にTop Storiesが表示され始めたことは、単なる表示上の変化ではなく、Preferred Sources(優先ソース)という「ユーザーに指名される仕組み」の価値が高まっていることを示すサインだと考えられます。まだ日本では本格的に確認されていない段階ですが、AI検索でも選ばれ続けるための土台は、結局のところ信頼できるコンテンツと継続的な発信です。今のうちから発信体制とE-E-A-Tを整えておくことが、これからの検索環境で効いてきます。

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株式会社ALL WEB CONSULTINGでは、ECサイトを中心に、SEO戦略の設計からコンテンツ改善、アルゴリズムアップデートやAI検索の影響調査まで、実務に即した支援を行っています。AI OverviewsやPreferred Sourcesといった新しい検索環境の中で「自社は何をすべきか」を具体的に整理したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事を書いた人

株式会社ALL WEB CONSULTING
代表取締役

江守 義樹(えもり よしき)

WEB解析士協会 上級WEB解析士



ネットショップ店長として0ベースからショップ運営を行い約1年で月商1,000万規模のショップに育成。

その後、ECサイト専門のコンサルティング会社に勤務し、月商数億規模のサイトから立ち上げたばかりの小規模なサイトまで数百社のECサイトのサポートを行う。

2018年に前身であるLOCUSコンサルティングを創業。

2020年ECサイト・ネットショップ支援に特化した株式会社ALL WEB CONSULTINGを創業し代表取締役に就任。

データアナリストとしてサイト解析を軸にした戦略的なSEO対策、サイト制作、WEBプロモーション、などEC支援全般のスペシャリストとして活動中。

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