BingウェブマスターツールでAI検索に備える【2026年版】
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この記事でわかること
- ・BingウェブマスターツールとGoogleサーチコンソール(GSC)の違い
- ・ChatGPT検索・CopilotとBingの関係——なぜAI検索対策の入口になるのか
- ・登録後にまずやること5つと、2026年の新機能「AI Performanceレポート」の見方
みなさん、こんにちは。株式会社ALL WEB CONSULTINGの江守です。
今回のテーマは「Bingウェブマスターツール」です。日本ではGoogleのシェアが圧倒的なため、Bingは後回しにされがちでした。ところがChatGPT検索やMicrosoft Copilotといった「AI検索」の裏側でBingのインデックスが使われていることが知られるようになり、状況が変わっています。私たちも自社サイトで登録・運用を始めたので、登録後に何をすべきか、どこを見るべきかを実務目線でまとめます。
目次
Bingウェブマスターツールとは?GSCとの違い
Bingウェブマスターツール(Bing Webmaster Tools)は、Microsoftが無料で提供するサイト管理ツールです。役割はGoogleサーチコンソール(GSC)のBing版と考えると分かりやすく、検索パフォーマンスの確認、サイトマップ送信、URL検査、被リンク確認などができます。
GSCとの主な違いは次の3点です。
- 対象検索エンジン:GSCはGoogle、BingウェブマスターツールはBingと、Bingのインデックスを利用するAI検索(Copilot等)が対象
- GSCからのインポート機能:GSCの登録情報を使ってサイト認証・サイトマップ設定を引き継げるため、初期設定が数分で終わる
- AI検索向けレポート:後述の「AI Performanceレポート」など、AIの回答に引用された回数を確認できる機能はBing側にしかない(2026年9月時点)
すでにGSCを運用しているサイトなら、追加の作業負担はほとんどありません。
なぜ今Bingか——AI検索の「入口」になっている
Bing登録をおすすめする理由は、Bing検索そのものの流入よりも、AI検索の情報源になっていることです。
- ChatGPT検索は2024年の公開当初からBingのインデックスを検索基盤として利用してきました。2026年現在はOpenAIの独自インデックス(Labrador)やGoogleも併用する多層構成に移行しつつありますが、Bingは引き続き主要な取得元のひとつです
- Microsoft CopilotとBingのAI要約は、Bingのインデックスをそのまま利用します
- つまりBingにインデックスされていないサイトは、これらのAI検索でそもそも候補に挙がらない状態になります
「AI検索から自社サイトへの流入」はまだ規模としては大きくありませんが、指名検索や比較検討の場面でAIの回答に自社が引用されるかどうかは、今後の集客に効いてくる領域です。入口を無料で開けられるのですから、登録しない理由はありません。
なお、AI検索対策としてはBing登録のほかに、llms.txtの設置や構造化データの整備といった打ち手もあります。この記事ではBing側の設定に絞って解説します。
登録後にまずやること5つ
登録(サイト認証)が済んだら、次の順で進めます。
1. サイトマップを送信する
「サイトマップ」メニューからXMLサイトマップのURL(例:sitemap_index.xml)を送信します。送信直後は「処理中」と表示されますが、これは正常です。通常は数時間から数日で「成功」に変わるので、待っていて問題ありません。1週間以上「処理中」のままの場合だけ、再送信を試してください。
2. URL検査で主要ページを確認する
トップページと主力のサービスページ数本をURL検査にかけ、インデックス可能な状態かを確認します。問題があればここでエラー内容が表示されます。
3. 主要ページをURL送信する
「URL送信」機能で主要ページを手動送信します。Bingは1日あたりの送信枠が比較的大きく、クロールの反映も早い傾向があるため、公開・更新したページは積極的に送信して問題ありません。
4. AI Performanceレポートを開いておく
2026年2月に公開された新機能です(詳細は次章)。データが貯まり始めるので、登録初期に一度開いて表示されることを確認しておきます。
5. IndexNowの導入を検討する
IndexNowは、ページの公開・更新をBingなどの検索エンジンに即時通知する仕組みです。WordPressの場合、Yoast SEOはIndexNow非対応のため、Microsoft公式のIndexNowプラグインなどを併用する形になります。更新頻度の高いサイトほど効果が出やすい施策です。
AI Performanceレポート——AIに「引用された回数」が見える
Bingウェブマスターツールが2026年2月に公開した「AI Performance」レポートは、自社コンテンツがAIの回答にどれだけ引用されたかを確認できる機能です。対象はMicrosoft Copilot、BingのAI生成要約、および一部のパートナー統合で、確認できる指標は次のとおりです。
- 引用回数(Total Citations):AIの回答で自社コンテンツが情報源として引用された回数
- 引用ページ数:日別に引用されたユニークページ数
- グラウンディングクエリ:AIが引用時に使った検索フレーズのサンプル
- URL別の引用状況と推移グラフ
さらに2026年6月には、クエリの意図分類(情報収集・商用・ナビゲーション等)、関連クエリをまとめるトピック、そのクエリの引用枠のうち自社が何%を取れているかを示す引用シェア、期間比較のCompareが追加されました。
GSCでは「AIに引用されたか」を直接見る手段がないため、AI検索での露出を数字で確認できるのは現時点でこのレポートがほぼ唯一の選択肢です。「どのテーマでAIに引用されているか」が分かれば、強化すべきコンテンツの判断材料になります。ただしMicrosoft自身が「AIの引用パターンはモデル更新で変動しやすい」と説明しているとおり、日々の増減を追うより月単位の傾向で見るのがおすすめです。
EC事業者・BtoBサイトでの活用ポイント
私たちがEC支援2,000サイト以上の現場で見てきた感覚では、AI検索経由の影響が先に出るのは「比較・検討」段階のクエリです。
- EC事業者:「◯◯ おすすめ」「◯◯ 比較」といったクエリでAIが回答を作るとき、引用されるのは商品ページよりも解説記事やブランドの公式情報です。自社ECのコンテンツをBingにインデックスさせておくことが、AI経由の指名獲得の下地になります
- BtoB・サービスサイト:サービス紹介ページやコラムがCopilotの回答に引用されると、営業接点の手前で認知が取れます。グラウンディングクエリを見て、引用されているテーマの記事を厚くするのが基本の運用です
どちらの場合も、明日やることはシンプルです。Bingウェブマスターツールに登録し、サイトマップを送信し、月に一度AI Performanceレポートを確認する。まずはこの運用から始めてください。
よくある質問
Q1. サイトマップが「処理中」のまま進みません。失敗ですか?
失敗ではありません。送信直後は「処理中」表示が数時間から数日続くのが通常です。1週間以上変わらない場合は、サイトマップURLに直接アクセスできるか確認のうえ再送信してください。
Q2. GSCを使っていればBingは不要では?
Google検索だけを見るなら不要ですが、ChatGPT検索やCopilotへの露出を管理する手段はBing側にしかありません。GSCからのインポートで初期設定は数分で済むため、併用をおすすめします。
Q3. Bingに登録すればChatGPTに必ず引用されますか?
必ず引用されるわけではありません。登録は「候補に入るための前提条件」で、実際に引用されるかはコンテンツの内容・構造・鮮度次第です。ChatGPT検索の内部構成も変化を続けているため、特定の仕組みに過度に最適化するより、引用されやすい質のコンテンツを積み上げるのが確実です。
Q4. AI Performanceレポートに何も表示されません。
登録直後はデータがありません。インデックスが進み、AIの回答に引用され始めてから数値が付きます。まずはサイトマップ送信とURL送信でインデックスを進め、数週間後に確認してください。
まとめ——Bing登録はAI検索対策の「最初の一歩」
最後に、この記事の要点を整理します。
- BingはChatGPT検索・CopilotなどAI検索の主要な情報源。未登録はAI検索の入口が閉じている状態
- 登録後はサイトマップ送信 → URL検査 → URL送信 → AI Performanceレポート確認 → IndexNow検討の順で進める
- サイトマップの「処理中」は正常。待てばよい
- 2026年の新機能AI Performanceレポートで、AIに引用された回数・クエリ・引用シェアまで確認できる
- 引用されるかどうかは最終的にコンテンツの質。登録は前提条件、勝負は中身
また、株式会社ALL WEB CONSULTINGは、AI検索時代のSEO・AEO対策を自社サイトでも実践している「AIをフル活用するECコンサルティング会社」です。
Bingウェブマスターツールやllms.txtの設置といったAI検索対策から、コンテンツ制作・データ分析まで一気通貫でご支援しています。
自社サイトのAI検索対策を進めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人
株式会社ALL WEB CONSULTING
代表取締役
江守 義樹(えもり よしき)
WEB解析士協会 上級WEB解析士
ネットショップ店長として0ベースからショップ運営を行い約1年で月商1,000万規模のショップに育成。
その後、ECサイト専門のコンサルティング会社に勤務し、月商数億規模のサイトから立ち上げたばかりの小規模なサイトまで数百社のECサイトのサポートを行う。
2018年に前身であるLOCUSコンサルティングを創業。
2020年ECサイト・ネットショップ支援に特化した株式会社ALL WEB CONSULTINGを創業し代表取締役に就任。
データアナリストとしてサイト解析を軸にした戦略的なSEO対策、サイト制作、WEBプロモーション、などEC支援全般のスペシャリストとして活動中。
マーケティングチーム
ALL WEB CONSULTINGのマーケティングチームです。
全国のネットショップをエンパワーメントするをミッションに、各専門家が集まってECサイトの支援を行っています。楽天・Amazonなどのモール系ECから自社ECまであらゆるECに役立つ情報を発信していきます。
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