Googleビジネスプロフィールで二言語併記の店名が禁止に|「英語名+カタカナ」表記の店舗が今すべき対応

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株式会社ALL WEB CONSULTINGのSEOタイムズでは、Googleの公式発表や検索アルゴリズムの最新動向を日々追いかけ、最新のSEO情報を更新しています。本記事では、その中でもECサイトやサイト運営に本当に影響する重要なトピックを厳選し、実務目線でわかりやすく解説します。

今回取り上げるのは、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のガイドライン更新です。同じ店名を複数の言語・文字で繰り返す表記(例:「Burger King バーガーキング」)が、公式に「認められない表記」として明文化されました。日本では「英語名+カタカナ名」の併記が非常に多く、店舗ビジネスやローカルSEO(MEO)に取り組む事業者に直接影響します。この記事では、変更の内容と背景、影響範囲、そして今すぐ確認すべき対応をまとめます。

何が起きたのか

Googleは、ビジネスプロフィールのヘルプドキュメント「Googleでのビジネス情報の表記に関するガイドライン」を更新し、ビジネス名(店名)に関する新しいルールを追加しました。

追加されたのは、「Repeated Bilingual Names / Script Transliterations(二言語での名前の繰り返し/文字体系をまたぐ音訳の併記)」を認めないという項目です。要点は次の通りです。

  • 同じビジネス名を複数の言語・文字体系で繰り返して登録することは不可
  • 実店舗の看板にその表記が使われていても不可
  • 認められない例として「Kafiex / カフィエクス」「Burger King バーガーキング」が明示
  • 「Kafiex」「Burger King」のように、いずれか一方の単一表記にすることが正しい形

注目すべきは、Googleのガイドラインの例示に日本語(カタカナ併記)がそのまま使われている点です。この形式の表記が世界的にも多く、特に日本語圏で一般的だったことがうかがえます。

この変更は2026年8月10日(米国時間)に、SEO専門メディアSearch Engine RoundtableのBarry Schwartz氏によって報じられました。

出典:Guidelines for representing your business on Google(Google Business Profile ヘルプ)Google Business Profiles Disallows Repeated Bilingual Names / Script Transliterations(Search Engine Roundtable)

なぜ重要なのか / 背景

Googleビジネスプロフィールのビジネス名は、以前から「実際のビジネス名を正確に登録する。余計なキーワードや地域名を追加しない」ことが原則でした。一方で「看板に実際にそう書いてある」ことを根拠に、二言語併記の店名が事実上許容されてきた側面があります。

今回の更新は、その曖昧だった部分を明文化し、「看板にあっても不可」と踏み込んだ点が大きな変化です。従来のグレーゾーン運用が通用しなくなり、より厳格な運用へ転換した可能性があります。

背景として、二言語併記が実質的に「ビジネス名へのキーワード追加」と同じ効果を持ちうることが挙げられます。ビジネス名に含まれる文字列はローカル検索の順位に影響するとされており、同じ名前を2つの文字体系で繰り返せば、英語・日本語どちらの検索にもマッチしやすくなります。こうした表記が乱立すると、検索結果の公平性や一覧性が損なわれるため、Googleが整理に動いたと考えられます(この点はGoogleが理由を公式に説明したものではなく、あくまで推測を含む解釈です)。

ECサイト・店舗運営者への影響

影響を受けやすいのは、次のようなケースです。

  • 「英語名+カタカナ名」を併記している店舗(例:「◯◯◯ Coffee コーヒー△△」のような表記)
  • 訪日客向けに「日本語名+英語名」を併記している飲食店・小売店・サロン・クリニックなど
  • 多店舗展開で、店舗ごとに表記ゆれ(併記あり/なし)が混在しているチェーン
  • 実店舗とECを併営し、ビジネスプロフィール経由の来店・指名検索流入が売上に寄与している事業者

Search Engine Roundtableの報道では、ガイドライン違反はプロフィールの停止(サスペンド)につながる可能性があると指摘されています。プロフィールが停止されると、Googleマップや検索結果のローカル枠に表示されなくなり、来店系の流入が大きく落ちるおそれがあります。

一方で、単一の言語・文字体系での登録は引き続き問題ありません。また、この変更はあくまで「ビジネス名」欄のルールであり、ビジネスの説明文や写真、投稿などで多言語の情報発信を行うことを妨げるものではありません。

取るべき対応

今すぐ確認・対応しておきたいポイントをチェックリストにまとめます。

  1. 自社のビジネスプロフィールのビジネス名を確認する
    「英語名+カタカナ名」「日本語名+英語名」のような繰り返し表記になっていないかを確認します。多店舗の場合は全店舗分を棚卸しします。
  2. 繰り返し表記になっている場合は、単一表記に修正する
    顧客が最も検索に使う表記(多くの場合、看板やWebサイトで主として使っている表記)に統一するのが基本です。
  3. 「看板にそう書いてあるから」は根拠にならない点に注意する
    今回の更新で、看板表記を理由とした併記は明確に認められなくなりました。
  4. キーワードや地域名の追加がないかも合わせて点検する
    ビジネス名への「◯◯市」「激安」「公式」などの追加は従来からガイドライン違反です。この機会にまとめて確認することをおすすめします。
  5. 修正後は表示と検索流入の変化をモニタリングする
    ビジネス名の変更直後は、指名検索やマップ経由の流入が変動する場合があります。インサイトやアクセス解析で推移を確認しましょう。

なお、プロフィールが停止されてから復旧するには申し立てが必要で、時間もかかります。指摘を受ける前に自主的に修正しておくことが、最も低リスクな対応です。

まとめ

  • Googleビジネスプロフィールのガイドラインに、「同じビジネス名を複数の言語・文字体系で繰り返す表記は不可」というルールが追加されました
  • 実店舗の看板にその表記があっても認められず、「Kafiex / カフィエクス」のような併記はNG、単一表記が正しい形です
  • 違反はプロフィール停止につながる可能性があり、日本で多い「英語名+カタカナ」併記の店舗は早めの確認・修正が推奨されます

株式会社ALL WEB CONSULTINGとしても、ローカル検索はECと実店舗をつなぐ重要な接点だと考えています。ガイドラインの明文化は短期的には修正の手間になりますが、表記が整理されることで、正しく運用している事業者が評価されやすくなる変化とも捉えられます。慌てて店名を大きく変える必要はなく、まずは現状の登録内容を落ち着いて棚卸しすることから始めるのがよいでしょう。

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この記事を書いた人

株式会社ALL WEB CONSULTING
代表取締役

江守 義樹(えもり よしき)

WEB解析士協会 上級WEB解析士



ネットショップ店長として0ベースからショップ運営を行い約1年で月商1,000万規模のショップに育成。

その後、ECサイト専門のコンサルティング会社に勤務し、月商数億規模のサイトから立ち上げたばかりの小規模なサイトまで数百社のECサイトのサポートを行う。

2018年に前身であるLOCUSコンサルティングを創業。

2020年ECサイト・ネットショップ支援に特化した株式会社ALL WEB CONSULTINGを創業し代表取締役に就任。

データアナリストとしてサイト解析を軸にした戦略的なSEO対策、サイト制作、WEBプロモーション、などEC支援全般のスペシャリストとして活動中。

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